ワードプレスのHTTPS化でSNSシェア数がリセット?SSL通信移行のデメリット
先日、運営しているWebサイトをHTTPによるアクセスから、SSL通信を利用した、HTTPSアクセスに変更してみました。その結果、アクセス数などについては、特に変化はなかったのですが、Facebookのシェア数のカウンターがリセットされる事象が発生してしまいました。今回、ワードプレスのSSL化で起きたデメリットを紹介します。
格安サーバー「ミニバード」利用
私は、ミニバードというレンタルサービスを利用しています。
実はこのレンタルサーバーは、「スターサーバー」というサービスに移行され、現在では、新規申込ができません。
新しいスターサーバーと比べると、ミニバードは同じ料金で利用できるデータベース数が異なります。スターサーバーは250円でデータベースが1個利用できるのに対し、ミニバードは5個も利用することが可能です。
※ミニバードは将来的にはスターサーバーに移行予定ですが、データベースの利用可能数は5個→1個に減ることはありません。
ミニバードが独自SSL無料に
そんなミニバードですが、元々SSL証明書の利用が別料金で必要でした。しかし、とうとう独自SSLが無料になりました。これでWebサイトの通信方式をHTTPからHTTPS(暗号化通信)に変更することができます。
GoogleのWebサイトのポリシーでもHTTPS通信が望ましいという基準が記載されていることもあり、実施したかったのですが、とうとうSSL証明書を導入することができました。
独自SSL導入でSNSシェア数が消えた?
独自SSLを導入したことで、もしかしたら一時的にアクセスが減少するかもしれないという危惧がありましたが、通信設定ファイル「htaccess」に常時SSL化できる記述を追加したこともあり、それほどアクセス数の減少はありませんでした。
しかし、問題が1つ起こりました。Facebookやはてなブックマークのカウント数が消えてしまいました。記事の中にはそこそこシェアや拡散され、シェア数が400近くあったのですが、見事0に戻ってしまいました。
これは、大きな損失だと感じています。SNSのシェア数は、ユーザーが記事を信頼するかどうかの基準となります。せっかく頑張って蓄積された信頼が0に戻ったのは、非常に残念でなりません。
これからはHTTPSサイトが基本
これからWebサイトを作りたいと思っている人は、暗号化していないHTTPで接続する方式は絶対にオススメできません。
今は格安レンタルサーバーでも無料のSSL証明書を利用して、HTTPSが利用可能です。SEO、グーグルの検索アルゴリズムも、同じコンテンツであれば、「HTTPサイト<HTTPSサイト」という数式が成り立ちます。
独自ドメイン+HTTPSは2つ合わせても毎月400円ぐらいで利用できます。数百円の費用をケチってしまうと、あとから後悔が襲ってきます。1日の昼食を節約すれば十分に捻出できる金額なので、ここはしっかりお金をかけましょう!
ちなみにスターサーバーは、独自SSL(HTTPS)無料かつ、スタードメインの独自ドメイン取得でサーバー代に充当できるポイント付与できるといったメリットがあるのでオススメです。