ヤマタケのWebサイト運営論~戦略・仮説検証・情報収集・Webで言えないこと

月間39万PVのブログを運営中の管理人が、どうすればアクセスアップするか考え、そのための情報収集方法を探し、さらにWebでは言えない意見・主張を吐露するブログ

Qiitaはテックブログ運営で立ちはだかる大きな壁~SEOの巨人に技術ブログで挑む戦略

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プログラミングや技術的な内容を取り扱うテックブログを運営していると、検索などで競合しやすいのがQiitaです。

エンジニアのアウトプット先として人気のQiitaは、ことテックブログを運営している人間からすると、SEOにおいて大きく立ちはだかる巨人のような存在です。

そんなQiitaにどう立ち向かい、アクセスを獲得するか自分なりの戦略を紹介します。

 

Qiitaはナレッジコミュニティサービス

Qiitaは、プログラミングなどの技術的な分野を中心とした、ナレッジコミュニティサービスです。

qiita.com

シンプルなUIで書きやすさがエンジニアを中心に人気を集めています。

プログラミングに関するTipsや、各種プログラミングの環境構築手順といったナレッジが多数投稿されています。

その他にも企業や個人開発のサービスがどのように開発されたか、ポエム的なものも充実しています。

技術にフォーカスしたサイトとしては、日本国内では最大級です。

 

Qiitaの技術分野で圧倒的なSEO

日本国内のアウトプットに熱心なエンジニアの投稿が集まっているQiitaでは、技術分野で圧倒的なSEOを誇っています。

実際にどれぐらいすごいのか?Smilarwebというサイト分析ツールで調べてみました。

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SimilarWebでqiita.comを調べた結果

「Computers Electronics And Technology」という技術ジャンルで6位になっています。

6位って?すごいの?と思われる方もいるかもしれませんが、qiitaよりも上のサービスは化け物ばかりです。

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  1. グーグル
  2. ツイッター
  3. ドコモ
  4. グーグル(日本ドメイン)
  5. FC2

FC2があれっと思いましたが、FC2は1999年創業の老舗インターネット企業です。

そのFC2と2011年にスタートしたサービスであるQiitaが順位が1つしか変わらないことに正直驚きます。

しかも、他のサービスは技術分野というものの、一般ユーザー向けの情報が多数存在しているようなサイトです。

それに対し、技術をテーマにしたブログと言えるQiitaが6位と判定されていることは、SEOの観点で本当に強力なサービスであると言えます。

 

QiitaにSEOで挑むのは大軍に個人で戦うようなもの

個人でテックブログを運営していると、しばしば書いた記事がQiitaと競合します。

Qiitaには日本全国のエンジニアから、毎日数百という数の投稿が行われており、あらゆる内容が網羅されています。

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自分が書いた記事と類似したQiitaの投稿があるのは当然と言えます。

そんな場合、Google検索などで検索上位を獲得するには、Qiitaの投稿を上回る必要があります。

しかし、前述した通り、Qiitaは日本全国のエンジニアから毎日何百ものナレッジが投稿された結果、日本トップの技術ブログとしてGoogle検索から認知されています。

私もこれまで自分のテックブログで何度もQiitaには煮え湯を飲まされてきました。

  • 網羅性、ボリューム、分かりやすさを備えた記事を書いても、サクッと手順だけ分かる人にだけ分かるQiita記事が検索順位が上位・・・
  • 自分の記事をベースに書かれたQiita記事に後から検索順位を逆転されるorz

※2番目は引用に加え、書いた人からも質問が来たので確実

個人運営のテックブログでは、日本全国の大量のエンジニアから投稿されるQiitaに真正面から挑んでも勝ち目がありません。

 

Qiitaにテックブログはどう勝つか?

では、Qiitaにどうすれば個人運営のテックブログが検索結果などで上回ることができるのか?

参考にされるのはニッチ戦略です。

これは大手企業に対し、中小企業やベンチャー企業が競争する際に取り入れる戦略です。

大手企業が取り組みにくいニッチな分野に進出することで、利益を生み出します。

この戦略から言えば、一つの解は「Qiitaにすでに書かれた記事は書かない」です。

そうすれば、Qiita記事と競合しないため、検索結果上位が狙えます。

日々大量の記事が量産されるQiitaですが、まだまだ載っていない情報もたくさんあります。

そうしたQiitaに載っていない記事を書くのも戦略の1つです。

自分が書きたいテーマで検索しうるワードでGoogle検索してみて、Qiitaがあれば、上位表示を狙わず書くか、いっそ諦めます。

下手に「Qiitaよりも検索結果上位に表示されるぞ!」と意気込み、敗北によって心を削られるよりも安全です。

 

Qiitaに勝つなら個別ジャンルの集中投下

やっぱりQiitaよりも自分のテックブログの記事を上位表示したいということであれば、まず、特定ジャンルの技術ネタを集中的に記事として執筆します。

最近のGoogleはかなり性能が高まり、ジャンル分けの細分化が進んでいるので、プログラミングだけでなく、C言語の特化ブログや、Javascriptの特化ブログを見抜いてくれます。

そうしたGoogle検索からの専門性の評価を狙い一定の順位を獲得します。

その後、Qiitaに類似記事があり競合する場合は、圧倒的なボリュームで網羅性を高めます。

ただ、Qiita側の記事の網羅性も確認が必要で、Qiitaの記事が詳細な場合、正直勝ち目がないです。

QiitaにSEOで挑む場合は、しっかりQiita側の記事がどんな記事が分析した上で、難しい場合は戦いを避けるのも賢明です。

 

終わりに

テックブログを運営する上で、アクセス数を増やす上で必ず立ちはだかる存在、それがQiitaです。

日本全国のエンジニアから毎日、技術的なナレッジの投稿が押し寄せるQiitaは日本屈指の技術ブログとして、Googleが認識しています。

その結果、ボリュームが少なくて分かりづらい記事ですら検索結果上位を占拠します。

あらゆるテックブログがQiitaと競合しますが、とりうる戦略は、①競合を避ける、②勝てるテーマだけ挑むです。

何も考えずにナレッジをテックブログに投稿していても、Qiitaに埋もれて日の目を見ることはありません。

しっかりQiitaの動向を注視した上で、テックブログの戦略を練りましょう。