グーグルアナリティクス(GA)のリアルタイムユーザーの数値が異常な件(2019年11月)
2019年10月下旬ごろより、Google Analyticsのリアルタイムユーザーの数値がおかしい事象が発生しています。
本来そこまでのリアルタイムのアクセスがないにも関わらず、異常に多いリアルタイムユーザーをレポート画面で表示されるようになっています。
Google Analyticsのリアルタイムレポートに異常
Web解析ソフトのGoogle Analytics(GA)をブログやウェブサイトで利用されている方も多いと思います。
Web解析ソフトとしては最もシェアの大きいGAですが、Webサイトにリアルタイムで来ているアクティブユーザーを知ることができるリアルタイムレポートという機能があります。
こちらは、Webサイト上のユーザーの訪問状況を即確認できるため、新着記事を公開した後は、SNSで発信した際に反響を確認するのに使われます。
しかし、そんなリアルタイムレポートで表示されるアクティブユーザーの数値が異常値を示すようになっています。
私の運営しているメディアでも発生しました。こちらは11/11の1時ごろに確認した際のGoogle Analyticsのスクショです。
アクティブユーザー32というのは記事を配信した際や、SNSなどで拡散されると出るのですが、深夜帯でこの数値はまず起こりません。異常に多すぎる数値を記録しています。
2019年10月下旬より頻発化
グーグルアナリティクスのリアルタイムレポートのアクティブユーザーの異常値が頻発化しだしたのは、2019年10月下旬ごろからです。
それまでもリアルタイムユーザーの数がおかしい値を取ることはありましたが、1ヵ月に1回あるかないかぐらいのレアな頻度でした。
それが2019年10月下旬以降は、この事象を何度も目撃するようになりました。
グーグルアナリティクスを利用している他のサイトの人の話を聞いても同様に発生しているため、何かGAに異常が起こっていると考えられます。
コンテンツごとの数値は正確
しかし、リアルタイムユーザーの数値がすべておかしいわけではありません。
アクティブなページとしてユーザーが訪問している記事が4つでそれぞれ1人ずつと表示されていて、こちらは正確そうです。
しかし、それらを足し合わせたところ、合計のアクティブユーザー数は
1+1+1+1=32
と、小学生レベルでもあり得ない足し算ができていません。
ページビュー(PV)やユニークユーザー(UU)は正常
また、通常のGAで確認する指標である、
- ページビュー(PV)
- セッション数(SS)
- ユニークユーザー(UU)
は正常に値がとれており、リアルタイムレポートのアクティブユーザー数は反映されていません。
過去にアクティブユーザーの異常値が検知された際も、その後にPVの数値を確認しましたが、問題ありませんでした。
それらから、「リアルタイムレポートのサイト合計のアクティブユーザーの数値がバグっている」と結論付けることができます。
Google信者の洗脳から覚めそう
私自身は、非常に敬虔な熱心なGoogle信者で、あらゆるツールをGoogleが提供するクラウドサービスに置き換えたいと考えています。
Googleが提供するサービスに大きな利便性とサービス稼働性を高く信頼していたからです。
しかし、残念ながらこの事象が発生してから、20日近く経過するのに改善の傾向すら見えないことに、Google教への不信感が湧いてきています。
このままでは、Google信者としての洗脳から覚めてしまいそうです。
終わりに
今回、Googleが提供するWebサイト・アプリの解析ツール「グーグルアナリティクス」で、リアルタイムレポートがおかしくなっていることを紹介しました。
リアルタイムレポートで現在Webサイトを訪問しているユーザー数が分かるアクティブユーザーの値が異常に多く表示されています。
なお、通常のページビューやユニークユーザーなどは正常のため、日次レポートや月次レポートには影響はありません。
事象が頻繁になってから20日近く経つのに修正が見られないため、Googleへの信頼がどんどん崩れています。
ただ、Googleといえどあまり過度な信頼は禁物だということを、今回勉強しました。