ヤマタケのWebサイト運営論~戦略・仮説検証・情報収集・Webで言えないこと

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「ニコリー」(美容に関するキュレーションサイト)が記事非公開を解除し、再公開!

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渋谷高野美容医院 院長の高野洋一氏から指摘を受け、2017年6月12日に記事を非公開化していた美容情報を集めたキュレーションサイト「ニコリー」が昨日の7月5日に記事公開を再開しました。

※6月12日に非公開化された際に、ブログでも取り上げた記事はこちらです。

yamataso.hateblo.jp

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再公開にいたるまでの対応

7月5日の再公開で、ニコリーはお知らせを発表しています。

記事の再公開と今後の方向性について | NICOLY:)[ニコリー]

 

再公開にあたっては、以下の対応を行ったとあります。

 

この度のご指摘を受け、ニコリーでは当該ブログ上でご指摘を頂いた記事に加え、再公開する全ての医師監修記事に再度医師によるチェックを入れ、記事の正確性に万全を期することを決定致しました。

薬剤関係の情報は医師の監修を通した上で、医師から依頼がある場合にはさらに製薬会社に問い合わせ、その作用機序や副作用について確認を行い、その正確性に細心の注意を払ってまいります。

高野洋一氏から指摘を受けた記事だけでなく、医師が記事の内容をチェックしている監修記事を再度医師によるチェックを行ったそうです。その他に薬に関する情報は、医師+製薬会社の確認を行うことで正確性を高める方針です。

ただ、「医師から依頼がある場合には」という条件がついていることから、どれだけのクスリに関わる記事に医師+製薬会社のダブルチェックがかかるか、今の段階では分かりません。(薬剤関連の記事は再開していない状態です。)

 

医師によっても見解が異なるケースも

お知らせには、高野洋一氏の指摘内容に同意できない医師の意見もあったとのことです。

医師の監修が入っていた記事にも誤りや誤解を招く可能性のある文章が含まれておりました。また一方で、当該ブログでのご指摘を監修医師に確認をしたところ指摘内容に同意できない、という意見も複数の医師から頂きました。

 そうした点を受け、記事の修正フローの確立と、指摘を受けた際の速やかな対応を整え、再開に至った模様です。

確かに、医療記事というのは、医者によっても意見が異なる場合があります。そういったリスクを抱え込み、再公開へチャレンジする姿勢を見せました。(恐らく資金的にも厳しい台所事情があったと推測します。)

 

現在の記事公開状況(2017年7月6日0:00時点)

2017年7月6日0:00に確認した時点で、再公開された記事数は9記事でした。いずれの記事も異なる医師が監修者として掲載されています。記事のうち、過半数の5記事は、体験レポートでした。残る4記事は、鼻に関する整形手術の事故や脂肪吸引ヒアルロン酸注入の記事などでした。

 

非公開化されるまでニコリーの記事を読んだことがなく、記事が再公開されて、初めて記事を読んでみました。内容を見ていると、監修した医師の美容外科への誘導が目的の記事でした。というか、

「広告記事じゃないのか!?」

と思える記事の内容でした。しかし、記事には、アフィリエイトのリンクはなく、ニコリー内の病院詳細ページへのリンクでした。その詳細ページに、美容病院へのアフィリエイトリンクが掲載されていました。

 

まだ、再公開されて間もないためか、特にニュースサイト各社も報じていない模様です。

代表取締役の檜垣 雄介氏のツイッターの投稿も、6月13日で停止している状態です。まだ、記事の再公開にあたってのコメントはない状態でした。

 

 

これから、どういったペースで記事が再公開されるのか、メディアの報じ方はどうなるか、注視を続けたいと思います。