ヤマタケのWebサイト運営論~戦略・仮説検証・情報収集・Webで言えないこと

月間39万PVのブログを運営中の管理人が、どうすればアクセスアップするか考え、そのための情報収集方法を探し、さらにWebでは言えない意見・主張を吐露するブログ

分析業務は①レポート結果に対する評価と②改善への施策の提案まで行うべき

自分の組織における分析の業務内容がしょぼすぎたので、記事にして言語化してみました。分析で行うべき役割の範囲について自分なりの考えをまとめたいと思います。

 

とある組織の分析チームの役割

とあるWebサイトを運営する部署には、分析業務を行うチームが用意されています。

運営する様々なWebサイトのアナリティクス・解析ツールの数値をレポーティングしているのですが、やっていることは、「アナリティクスの数値報告」だけという寂しい内容になっています。

「ページビューが○○で、前月よりも-○%でした。」

Twitterなどのソーシャル流入が増加傾向です。」

えっ?それだけ?(心の声)

それアナリティクスのレポート画面見れば、分かる数値でしかない・・・

せめて主成分分析とか統計的な解析した数値とか出せばいいのに、そうしたのもない。

ただ、見た数値をひたすら出す。レベル1の分析で止まっています。

その分析レポートを聞いた側は、次の改善につなげられず、はぁ。。。と聞いている現状です。

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分析業務のあるべき姿

分析を業務として行う場合、その結果に対する評価と改善に向けた施策の提案までがワンセットであるべきだと考えます。

「前月の数値は〇〇だった。ここを改善するために、××を行うことを推奨する」

これであれば、分析レポートを聞いた側も、次の施策が提示されるので、次のアクションにつなげやすいです。

よく組織でPDCAを回して業務を行います。

分析業務は、CのチェックとAのアクション(改善)の半分程度担うことが大切です。

 

とある組織の分析チームはPDCAのCしかない

前述で紹介した、とある組織の分析チームには、PDCAでいうところのCしかありません。

しかも、Cですら満足にできていないという悲しい現実なのですが、Cしかない分析というのは、もはやアナリティクスのレポートと変わらないわけで、人間でやる意味がゼロです。

 

分析業務のKPI設定

分析業務にもKPIを設定することが求められます。PDCAのC:チェック・A:アクトを担う場合は、KPIとしては以下2つが設定対象となります。

  1. 分析の施策提案が実際に採用される件数
  2. 採用された施策における改善効果

このKPIを設定すれば、分析業務にも目標ができます。

できるだけ、数値レポートの分析から改善施策を提案し、その施策に妥当性があることを目指して行動していくことができます。

しかし、ダメな分析チームでPDCAのCしかしていない場合、ただただレポートを提供する回数しかKPIになりえません。そのため、分析の品質向上もなく、低レベルのレポートを垂れ流しする現状となっています。

 

 

分析業務はプロフィットセンターになるべき

残念ながら、とある組織の分析チームは、コストをひたすら出し続けるコストセンターとなってしまっています。

しかし、分析業務というのは、プロフィットセンターを目指すべきものです。分析によって改善されることで、利益が生まれる形が理想的な分析業務だと考えます。

 

終わりに

若干愚痴も含まれていますが、残念な分析業務について紹介しました。

ただ、こうした分析業務をしている組織は日本には少なからず存在するのだろうなぁと思っています。

こうした分析が行われるかぎりは、本当の意味での改善というのは生まれないのだろうと思います。

もっと、改善を含めた提案力のある分析チームがあって欲しい・・・そう思う今日のこの頃です。

ハピタスのハピ友→ハピタスフレンドに10月から変更!改悪によって紹介ポイントが減少?

大手ポイントサイト「ハピタス」の紹介制度であるハピ友が2019年10月にハピタスフレンドに変更されます。今発表されている情報を見る限り、ハピ友のシステムからは改悪されており、これまでもらえていた紹介ポイントは減少することが見込まれます。

 

ハピタスの紹介システムは2種類

 現在、ハピタスには2種類の紹介システムがあります。

  1. ハピ友
  2. シェアハピ

それぞれ紹介によってもらえるポイント制度に違いがあります。

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

ハピ友の紹介システム

ハピ友は元々ハピタスにあった紹介システムです。

ブログやメールなどで紹介したユーザーが登録し、そのユーザーがハピタスでポイントを貯め、ポイント交換を行うと100ptもらえます。登録ユーザーも30ptもらえます。

さらに、その後も紹介したユーザーがポイントを貯めるたびに、貯めたポイントの10%~最大40%がもらえる仕組みがありました。

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このもらえるポイントの割合は、紹介したハピ友の人数、もしくは当月獲得したポイント数で決まります。

シェアハピの紹介システム

シェアハピはハピ友と異なり、紹介したユーザーが登録した時点で、100ptもらえます。

登録したユーザーにも100ptがもらえるため、ハピ友に比べ、登録側にもメリットが大きいです。 

さらに、登録ユーザーがポイントを貯め、ポイント交換を行うともう100ptがもらえます。

ただ、ハピ友のようにその後も登録ユーザーがポイントを貯めても、紹介者にポイントがもらえる仕組みはありません。

 

ユーザーはシェアハピではなくハピ友を選択

上記の紹介システムで、ハピ友とシェアハピを比較した場合、どちらがお得かと言えば、ハピ友の方がお得であることが分かります。

なぜならば、ハピ友の場合、その後、紹介したハピ友がポイントを獲得してもポイントがもらえるからです。

例として、ポイント獲得率が30%とした場合、あるユーザーが1万ポイントを貯めれば、3000ポイントももらえることになります。

シェアハピは、紹介したタイミングでの一時的なポイント付与なのに対し、ハピ友は未来に対し、継続的にポイントがもらえる仕組みです。

そのため、ハピ友の方が紹介者数が増えれば増えるほど、資産形成のように毎月もらえるポイント数が高まります。

そうした利点を踏まえ、シェアハピではなく、ハピ友を選択するユーザーが大半でした。

 

2019年10月からハピタスフレンドに統合

しかし、そうした2つの紹介システムを統合することを目的に、ハピ友とシェアハピを統合した「ハピタスフレンド」というサービスを始めることを発表しました。

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こちらは2019年10月より開始されますが、10月に使う数値はその前月の9月に取得します。

そのため、実質2019年9月にスタートになります。7月30日に発表されたので、急なイメージが感じます。

 

ハピ友とハピタスフレンドを比較

ハピ友とハピタスフレンドを比較した情報として、公式サイトでは以下の4つが発表されています。

  1. ハピ友紹介率上限40%→ ハピタスフレンドは45%
  2. ハピ友の登録者は30pt→ハピタスフレンドは400pt
  3. ハピ友は8段階のステージ→ハピタスフレンドは100段階のスコア
  4. ハピ友は累計紹介者数に応じたステージ→ハピタスフレンドは新規登録ユーザー数と利用ユーザー数に基づいてスコア計算

前半の黒太字である紹介率の上限45%や、登録者のポイント数増加は新しいハピタスフレンドの方が優れている点です。

しかし、後半の赤太字である100段階のスコアと新規登録ユーザー数と利用ユーザー数に基づくスコア計算は、ハピ友に比べると明らかなに劣っています。

 

新規会員が取れないと改悪に

これまでのハピ友のステージは下がることがありませんでした。紹介して登録者を増やせば増やした分、ステージは上がる一方でした。

しかし、ハピタスフレンドは毎月毎月スコアが再計算される仕組みになっています。

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そのため、毎月スコアが変動し、紹介率が変わります。

ハピタスフレンドの発表によると、スコア計算の公式は以下のようになっています。

ハピフレスコアは [{(「前月の新規紹介登録者数」-「前月の新規紹介登録者数平均値」) ÷「前月の新規紹介登録者数標準偏差」+50} + {(「前月の広告利用者数」-「前月の広告利用者数平均値」) ÷「前月の広告利用者数標準偏差」+50}] ÷ 2 で算出され、当月のハピフレポイント率に反映されます。

 もはや、何を書いているのか理解させる気がなく、分かりやすさ0です

ただ、ハピタスの紹介制度利用者を考えた場合、

  • まったく紹介できてない人:恐らく90%近く
  • めちゃくちゃ紹介できている人:10%以下

という完全な二極化が進んでいることは、間違いないと思います。

二極化によって起きること、それは標準偏差は高くなる」ことを意味します。

標準偏差が大きくなると、スコアが50点に近づきます。

50点のスコアでの紹介率は10%、ハピ友のステージ1同じです

ハピ友は家族でも登録OKのシステムなので、ステージ1の人はほとんどいません。ステージ3以上の紹介率25%になっている人ばかりです。

そのため、ほとんどの人にとって、今回の紹介システム変更は改悪であると言わざるを得ません

 

最大の問題はブラックボックス

今回のハピタスフレンドへの紹介システム変更で、最も問題であることは「紹介システムのブラックボックス」です。

明らかに利用者がどういった紹介システムなのか理解させないようなポイント設計になっているのが透けて見えます。

もちろん、これまでも紹介ポイントについては紹介者が何ポイント獲得したかなど、分からない点がありました。

ただ、例えばハピ友にリアルの知り合いがいた場合、取得したポイントから紹介ポイントがもらえるかどうか確認できました。そうした自衛手段があることで、ポイントがピンハネされない工夫ができます。

今回のハピタスフレンドは、平均値と標準偏差という、一般ユーザーは絶対に確認できない変数が登場しました。この変数をいじられると、スコアが運営側で操作できてしまいます。

そうした点が新しい紹介システムの最大の欠点だと考えます。

 

終わりに

今回、大手ポイントサイト「ハピタス」のハピ友がハピタスフレンドに変更されることを紹介しました。

この変更は2019年10月からですが、今の発表を見る限り、ハピ友からは大きく改悪され、紹介ポイントは減少する見込みです。

私もAmazonで漫画一冊分程度のポイントが毎月もらえるようになっていましたが、今回の変更で、缶ジュース程度になりそうです。

2か月後の2019年10月に紹介ポイントがどのように変化したか、注視したいと思います。

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

 

 

過去記事はSEOによる検索流入だけは勿体ない!SNSを活用してPVアップに

ブログを運営していくと、過去記事がどんどん蓄積されていきます。過去記事はストック情報になり、ブログのアクセス数・PV数に貢献してくれます。しかし、過去記事をSEOによる検索流入のみで活用するのは非常に勿体ないです。SNSを活用して、PVアップにつなげることが大切です。

 

 

過去記事=ストックコンテンツはもったいない

これまでにブログで投稿してきた過去記事は、ストックコンテンツの場合、SEOによる検索流入が期待できます。

こうした過去記事は、日々のアクセス数の底上げにつながり、ブログ運営において重要です。

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しかし、過去記事をSEOでのみ利用するのは勿体ないです。ニーズのある記事は検索流入以外に活用すべきです。

 

過去記事はSNSに活用し、ソーシャル流入を狙え

今回、そうした過去記事をSNSで活用します。SNSで有益な過去記事を紹介することで、検索以外のソーシャル流入が狙えます。

ブログ流入効果を考えると、SNSの中でもTwitterが最も効果的です。

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FacebookInstagramなどは、ブログまで誘導が難しいからです。Twitterはフォロワー数も増やし、エンゲージメントを高めていると、非常に拡散力が高いです。

そのため、最優先させるSNSTwitterで、余力があればFacebookなどに取り組みましょう。

 

ブログ過去記事をツイッターで投稿する際の注意点

 過去のブログ記事をツイッターで投稿する際の注意点として、「単に記事を紹介するだけでは不十分」なことです。

というのもツイッターユーザーは忙しい人が多いです。簡単な説明文と記事リンクだけ投稿しても、フォロワーにはリンク先に飛んでもらえません。

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リンクをタップしてもらうためには、きちんと投稿に工夫が必要になります。いいね・リツイートしてもらうには、さらなる工夫が必要です。

 

どのように過去記事を投稿すればよいか?

単に過去記事を順番に紹介するだけでは、ユーザーがリンクをタップしたり、いいね・リツイートしようと思いません。

ユーザーが記事を読んだり、いいね・リツイートしたりするには理由が必要です。それは以下であると集約できます。

「その過去記事が旬かつタイムリーな情報である」

例えば、多くのブロガーさんは、新着記事をアップすると、ツイッターで紹介すると思います。それは、その記事が「新しい記事」だからです。これまで世に出ていなかった新しい情報=タイムリーな情報と言えます。

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そのため、新着記事に対し、いいねやリツイートが付き、まだ読んだことがないので、リンクをタップされる可能性が高くなります。

それと同じ要領で、過去記事がタイムリーな情報として紹介できれば、過去記事でもアクセスを集めることができます。

思いつきやすいのは、テレビやニュースで取り上げられたなどです。ただ、テレビやニュースをウォッチし続ける必要があり、手間がかかります。

オススメしたいのが、「前日のアクセス数が多かった過去記事を紹介すること」です。

これならば、ブログに導入しているGoogleアナリティクスなどのアクセス解析ですぐに調べることができます。

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さらに、アクセス数を集めたという情報は、ユーザーにとって旬な情報です。他の人が多く読んでいる記事というのに、日本人は気になる性質があります。

こうしてアクセスが集まった過去記事を紹介することで、通常の検索流入に加え、SNS流入もプラスされます。

その結果、過去記事のページビューが増加し、ブログのグロースにつなげることができます。

 

アクセスの多い過去記事をツイッターに投稿し続けた結果 

前日のアクセス数が多い記事をTwitterに投稿する効果を確かめるため、2019年6月の1か月間、実際に通常の投稿に加えて、過去記事の投稿も増加させてみました。

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上の図が実施前の2019年5月のツイートのリンククリック数です。12569で、1日平均405件クリックによる流入がありました。

前日にアクセス数が多かった過去記事を紹介する投稿を1か月間で57投稿(1日平均2ツイート)を行った結果がこちらです。

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全体として約2万5000クリックほど増加しています。298%増という約3倍もの効果が発生しました。

実際にツイートを分析しましたが、過去記事を投稿したツイートだけ抽出して計算したところ、2万のクリックがありました。

この数値からもアクセス数の多い過去記事をツイッターで投稿するのは有効なグロース施策であることが分かりました。

 

アクセス数の多い記事をツイートする付加価値 

さらに、アクセス数の多い記事をツイートで投稿したことによる付加価値として、フォロワー数も通常よりも増えるといううれしい誤算もありました。

価値のある情報を提供できたことで、フォロワーも増加した模様です。

 

終わりに

今回、過去記事のSNSでの活用方法を紹介しました。過去記事はSEOでの検索流入にのみ使われがちですが、ツイッターで過去記事を紹介することで、ソーシャル流入も獲得できます。

注意点は、タイムリーな情報であることを紹介できるような工夫が必要な点です。アクセス数を集めたなど、旬な情報として紹介することでユーザーの記事へのアクセス、いいね・リツイートのアクションを促すことができます。

実際に検証したところ、非常にPV増に効果的であることが判明しました。

過去記事を活用されていない方は、ぜひこの方法をトライしてみてください。

 

ブログSEOは陣取りゲーム。グロース・PV増加のためSEO戦略入門

「ブログでどうSEOをすればよいのか分からない。」という声をよく見かけます。今回、SEO対策という短期的な視点ではなく、長期的なブロググロースのために、SEOを戦略的にどうとらえるべきか?長期的なSEOをどう進めていくか、まとめてみたいと思います。

※本記事は、短期的なSEO対策ではなく、1年などのスパンで見た時のSEOの戦略について紹介しています。

 

一般的なSEO対策はタイトル・本文・分類

巷でよく言われる「SEO対策」というのは、ブログで言えば、以下の3つです。

  1. タイトルの見直し
  2. 過去記事の本文をリライト
  3. カテゴリやタグ構造の見直し

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突き詰めると、それぞれ以下の対策を行うことになります。

  1. 「検索ワードに沿った見出し」
  2. 「ユーザーが求めている情報を網羅的に分かりやすく提供」
  3. 「情報を機械的に判別できるように分類」

 

長期的な視点で行うSEO戦略

今回の記事は、上記のようなSEO対策は対象ではありません

こうしたSEO対策をしたうえで、半年や1年といったスパンで、どのようにブログをグロースさせ、ユーザーを集めてきて、ページビューを増やすかというSEO戦略的な話です。

 

過去記事=ストックコンテンツ

SEO戦略を考えるうえで、現状のブログに投稿された過去記事に着目する必要があります。

ブログにおける過去記事は、資産とも言えます。SEO的にも優れた記事であれば、検索数のボリュームが大きいワードで上位に表示されます。

その結果、過去記事は、ブログのページビュー(PV)に大きく寄与してくれます。Googleアナリティクスなどのアクセス解析で見ると、大半のブログの流入元は、Organic流入(GoogleやYahoo)で過半数を占めていると思います。

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すなわち、ブログのアクセスはストックコンテンツに支えられていると言えます。

 

過去記事からページビューを見積もる

過去記事がアクセスの源泉であることが理解できると、目標に対する具体的な施策に落とし込むことができます。

例えば、検索流入で1日に3000PVを目標にしたとします。この場合、検索流入のアクセス数が30PVある記事を100記事用意すれば達成できます。もしくは、10PVの記事を300記事用意しても達成可能です。

こうした考え方ができるぐらいにブログが成長すれば、目標とするアクセス数を達成するために、どれぐらいの検索ボリュームのワードを対象に記事を何本書けばよいかも分かります。

 

SEOSWOT分析による陣取りゲーム

SEO戦略というのは基本的に他のサイト・ブログとの陣取り合戦になります。

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  1. 月間検索ボリューム(例 月間1万回検索)
  2. 自分の記事の掲載順位(例 上から3番目)
  3. 掲載位置でのクリック率CTR(例 3番目の場合12%)

これらの3つを考えながら、どういった記事を出して、どの検索ワードで掲載され、順位を獲得するか。突き詰めていくと目標となるアクセス数に必要な記事本数が分かるようになります。

その中で大切なのは、SWOT分析です。SWOT分析するうえで、以下の4つを考えることが求められます。

  1. 自分のブログの強み
  2. 自分のブログの弱み
  3. SEOにおける機会
  4. 競合サイトの強み(脅威)

①,②自分のブログの強み・弱み

自分のブログは、○○というジャンルだと、検索結果の上位に表示されやすい、逆に▲▲だと、検索結果の1ページ目には表示されないといった傾向を把握します。こうしたSEOにおける自サイトの強み・弱みを分析します。

SEOにおける機会

SEOにおける機会としては、どういったワードでの検索がボリュームが多いか調査します。これは、世の中のトレンドやニーズを知ることになります。

④競合サイトの強み(脅威)

 まだ、自分のブログが掲載されていない検索ワードで何位を獲得できるかは競合サイトの順位が参考になります。競合サイトがひしめくワードでは高順位を取りにくいです。

自分のブログにとっての競合サイトはどこなのか?その競合サイトと自サイトの力関係を把握します。

 

SEO戦略を具体的な行動に移すために

SEO戦略を具体的な行動として実践するためには、以下の流れで行います。

 

①検索ボリュームを調べる

Googleアドワーズなどに最低価格で構わないので課金することで、詳しい数値を知ることができます。そのほかにGoogleトレンドなども季節ごとの検索ニーズが分かるので参考になります。

SWOT分析で自サイトのSEOパワーを知る

SWOT分析を行うことで、SEOにおける自サイトと競合サイトの力関係を把握できます。①で調べた新たな検索ワードに対し、記事を掲載しても、おおよその順位が推測できます。

③CTRをサーチコンソールで調査

GoogleSEOツールであるサーチコンソールでは、検索順位とCTRの関係が示されています。検索結果の掲載順位ごとのCTRの数値は確認できます。

①~③のStepによって、そうした自分のブログの強みを把握することで、記事へのPV仮説や見積もりができるようになります。

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月間目標とするPVに対し、どういった内容の記事が何本必要か、計画を立てることができ、SEO戦略を行うことが可能です。

 

終わりに

今回、長期的な視点でブログのページビューを向上させるためのSEO戦略の入門的な話を紹介しました。

ブログSEOでは、タイトルや概要、記事キーワード・ワーディングにフォーカスされがちです。

しかし、実際は長期的な観点でのSEO戦略を行うことが大切です。言葉としては難しく聞こえますが、陣取り合戦のようなものです。

いかに自分のサイトが得意とする検索ワードで、高い順位に掲載される記事を作るか。目標となるページビューから逆算して計画を立てられるようになることが大切です。

ついつい自分が書きたいものを記事にして、あとからユーザーの反応を見るという形でブログを運営してしまいがちです。

しかし、SEO戦略でブログを運営すれば、より短期間で着実にグロースすることが可能です。ぜひSEO戦略をブログ運営に取り入れて下さい。

 

TwitterのDMによるアカウント乗っ取り発生!ダイレクトメッセージ内容と対策紹介

2019年7月7日ごろからTwitterのダイレクトメッセージ「ONLY FOR YOU (URLリンク)」によって、アカウントが乗っ取られるユーザーが報告されています。私のところにも乗っ取りのDMが届きました。どういった乗っ取りの手口か、もし、手口に引っかかってしまった場合の対策を紹介します。

 

Twitterで見知らぬダイレクトメッセージを受信

2019年7月7日に突然これまでやり取りしたことがないTwitterのフォロワーさんからダイレクトメッセージがきました。

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ONLY FOR YOU アカウント名というメッセージに加え、謎のyoutubeのページと思われるURLリンクが送られてきました。

まったくやり取りしたことがなかったのと、メッセージの文面とリンク先も良く分からないリンクであったため、相手のアカウントを確認しました。

すると、「アカウントが乗っ取られていた」との投稿があり、乗っ取られたあと、無差別にフォロワーに対し、乗っ取りのメッセージが送られていたことが判明しました。

 

リンク先でTwitter連携の認証が稼働

今回の手口について調べたところ、リンク先でTwitter連携を行うWebアプリケーションが稼働します。連携を行うため、アプリケーションの認証すると、Twitterに関する様々な操作権限を奪われてしまいます。

その結果、アカウントが乗っ取られてしまうことが判明しました。

 

乗っ取りが発生した場合にどうなるか?

今回の事例では、乗っ取りと言っても、アカウントをすべて奪われることはありません。

身に覚えのない投稿や、同じ手口で自分のフォロワーに対し、乗っ取りのDMを送信するなどの悪さを行います。

かつて多くあったスパムメールに近い動作を行うことがTwitterのユーザーから報告されています。

 

DMリンクの手口に引っかかった場合の対応は?

もし、DMリンクをクリック・タップしてしまい、遷移先のページでTwitter連携の認証を行ってしまった場合、そのまま乗っ取りが発生してしまいます。

そうした乗っ取りの手口に引っかかっても、すぐに対応すれば、被害を防ぐことができます。

PCのWebブラウザ(Chrome等)での乗っ取りの解除手順

1.右上にあるアイコンマークをクリックし、「設定とプライバシー」を選択

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2.左側のメニューに現れる「アプリと端末」を選択

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3.不審なアプリ名が表示されている場合「許可を取り消す」ボタンをクリックして、Twitter連携を不許可にします。

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上記の3Stepで乗っ取りを受けている状態を解消することができます。

 

乗っ取りの根本対策は不審なDMは無視すること

こうしたTwitterの乗っ取り被害に遭わないようにするための根本的な対策は、不審なDMは無視することです。よく分からないメッセージが送られてきた場合は、まずアカウントの投稿を確認し、不審な点がないか確認しましょう。

普段に交流しているフォロワーさんであっても、先方が乗っ取られて、乗っ取りのダイレクトメッセージを送ってくることがあるので、注意が必要です。

今回の事例で言えば、Twitter連携の認証さえ行わなければ、乗っ取りに遭うことはありません。そのため、Twitter連携を認証する際は、本当に安全か、そのURLの情報などを検索で調べて、確認することが大切です。

 

終わりに

2019年7月7日ごろより、乗っ取りのダイレクトメッセージに書かれたリンクに遷移し、Twitter連携の認証を行うことで、Twitterのアカウントが乗っ取られる事件が発生しています。

乗っ取られたアカウントはさらなる被害拡大のため、フォロワーに乗っ取りDMを送り付けるようになります。

もし、Twitter連携の認証を行った場合は、設定からTwitter連携の認証の解除で、乗っ取り状態を解消できます。

こうした乗っ取りの被害を受けないよう、Twitter連携の認証には慎重になり、安全なアプリケーションか確認が大切です。

大切なSNSアカウントをしっかり自分の手で守りましょう。

 

マグカップやコップの茶渋を落とす簡単な裏ワザ!頑固な汚れ・シミもきれいさっぱり

お茶やコーヒー、紅茶などの色素のある飲料を陶器製のマグカップメラニン製のコップで飲んでいると、徐々にコップに茶渋などのステインの汚れが付着していきます。時間の経過とともに汚れが溜まり、食器用洗剤+スポンジでごしごし洗ってもとれなくなります。

そんな頑固な汚れも簡単に落とすことができる裏技を紹介します。

 

時間の経過とともにコップの汚れはどんどん溜まる

日々マグカップメラニン製のコップでお茶やコーヒー、紅茶を飲んでいると、茶渋のステイン汚れが蓄積されていきます。最初は白く綺麗だったマグカップもどんどん汚れが溜まり茶色に変色してしまい、汚く感じるようになります。

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こうしたマグカップやコップは、皿洗いのタイミングで洗うようにしています。それでも少しずつ茶渋として沈着していき、食器用洗剤でスポンジを使ってゴシゴシ洗っても落ちにくくなっています。

また、飲み終わってすぐに水洗いするように心がければ、茶渋が付着する前に取り除くことはできます。しかし、そこは面倒なことが苦手な人間にとって、飲み終わったらすぐに洗うという習慣はなかなか身に付きにくいものです。

 

マウスピース洗浄時に、茶渋を落とす魔法の方法を発見

 そんな悩みを抱えたある時、普段睡眠時に使用しているマウスピースを洗浄をしようと思いました。その時、少し茶渋が付いたマグカップでマウスピースを洗浄したのですが、なんとマウスピースの洗浄とともに、茶渋もきれいさっぱりなくなっていたのです!

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もしかしてマウスピースの洗浄方法が茶渋除去に有効ではないか?と仮説を立て、より茶渋がついたメラニン製のコップでマウスピース洗浄方法を試してみました。

すると、あれだけ黒ずんでいたコップの茶渋が落ち、新品のようなきれいな色を取り戻したのです。

長年に渡って蓄積されてきた茶渋のステイン汚れを落とす、魔法のような技でした。

 

茶渋を落とす裏技は入れ歯用洗浄剤

マグカップやコップの茶渋を落とす裏技の方法は、「入れ歯用洗浄剤」です。

いわゆる、

といった商品です。私は2番目のタフデントを就寝時用マウスピースの洗浄で使用しています。 

小林製薬タフデント(Amazon)

 

マウスピースを洗浄している時に、入れ歯用洗浄剤が茶渋の汚れ落としに非常に効果的という裏技を発見したのです。

やり方は非常に簡単でたった3Stepです。

  1. 洗いたいコップに水をなみなみ満杯まで注ぐ
  2. 入れ歯用洗浄剤をコップの中に投入
  3. 一晩放置し、翌朝水で洗い流す

たったこれだけで1年近くこびりついている茶渋がきれいさっぱり取れました。

陶器製のマグカップ以外にもメラニン製のコップや、プラスチックコップでも効果があることを確認しています。

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冒頭で紹介した画像に比べると、かなり茶渋汚れが落ちていることが分かります。特にプラスチックコップは、長年蓄積された汚れがきれいに落ちています。

 

重曹や漂白剤で茶渋洗浄するのとの違い

 カップにこびりついた茶渋の洗浄方法として有名なのは、以下の2つです。

  1. 重曹
  2. 漂白剤

どちらも掃除用品としては一般的なものなので、お家にあるケースが多いと思います。それならば、重曹や漂白剤でいいじゃないかという声も挙がりそうですが、入れ歯用洗浄剤にはそれぞれに勝るメリットがあります。

重曹の場合、溶かすために水ではなく、お湯が必要であることです。そのため、お湯を沸かすという手間が発生します。

漂白剤の場合は、漬けすぎるとマグカップやコップが痛んでしまうという問題があります。漂白にかける時間をコントロールしなければなりません。しかも、漂白剤独特のにおいが空気になって流れます。

こうした点を見ると、重曹や漂白剤に比べ、入れ歯用洗浄剤はただ、水を入れておき、錠剤を水の中に投入するだけでOKです。そのため、非常に簡単です。

そもそも入れ歯用洗浄剤は、口の中で使用する製品の洗浄のため、危険な成分もあまり使われておらず、安心な部分もあります。

 

 

入れ歯用洗浄剤で茶渋の汚れを落とす際の注意点

入れ歯用洗浄剤でマグカップやコップの茶渋の汚れを落とす時は注意したい点があります。

それは、「しっかりコップが満タンになるまで水を注ぐこと」です。というのも8分目など水をフルに入れなければ、その部分に境界線ができてしまうからです。

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ある意味ビフォーアフターのように入れ歯用洗浄剤の茶渋除去効果を確認できますが、あまり見た目的にも見栄えのよいものではありません。

 

終わりに

今回、マグカップやコップに付着した茶渋を取り除く裏技を紹介しました。

入れ歯用洗浄剤を使えば、長年蓄積されてきた茶渋がきれいになります。

裏技の方法も水を注いで、入れ歯用洗浄剤の錠剤を投入、一晩放置と非常に簡単です。

ぜひ、茶渋でお困りの方や、そろそろ汚れが目立ってきた人はチャレンジしてみてください。

Google砲が発生したら取るべき戦術~アクセス増を持続させる裏技

ブログ記事を書いていると、Google砲を受けることがあります。Google砲によって、アクセスが急増した人も多いと思います。Google砲を受けたら、次にすべき行動としては、2匹目のドジョウを狙いに行くことです。その方法とPV増への効果を紹介します。

 

Google砲で大量のアクセスを獲得

Google砲はGoogleアプリやChromeアプリで、おすすめ記事として紹介されることです。

アプリユーザーの興味・関心に基づいて、レコメンドされるため、オススメ記事に掲載されることで、アクセス数が爆発的に増加します。

ただ、紹介される仕組みは良く分かっていません。以前紹介したようなやり方で私は狙うケースが多いです。

yamataso.hateblo.jp

 

Google砲の効果は約2日間程度

Google砲の効果というのは、私の経験上、それほど長持ちしません。およそ2日間程度です。

初日から2日目にはアクセス数が半減し、その効果はかなり落ち込みます。その後、数日経過すると、さらに効果が薄れてしまい、気づくとGoogle砲を受けた効果がなくなってしまいます。

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しかし、Google砲は1回だけではもったいないです。

 

Google砲を受けたら、とるべき戦術

Google砲を受けたら取るべき作戦は、「2匹目のドジョウを狙う」です。

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2匹目のドジョウを狙うというのは、Google砲を受けた記事と同じジャンルの2本目の記事を書くことです。

Google砲は発生していない時に比べ、一度発生すると、再発しやすい傾向にあります。この理由として、私は以下の2つの仮説を立てています。

  1. 前回に関連した内容のため、Googleが選びやすいから
  2. Google砲の記事からの流入で2本目の記事も結果的にアクセスが集まるため

2本目の記事を書く際には、

  • 前回の記事の補足や続報について書く
  • Google砲の記事の内容を切り口を変えて書く
  • 1本目と同じジャンルで別の内容を書く

といった方法が有効的です。いずれにしても1本目の記事と何らかの関連性を持たせることが重要です。

 

2匹目のドジョウ作戦の効果

私のブログでも1度Google砲が発生したら、2匹目のドジョウを狙う作戦を行ってきました。これまでにも2匹目のドジョウを狙うことで、2本目の記事もGoogle砲で取り上げらえるようになりました。

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2019年6月にGoogle砲を受けた後も、2匹目のドジョウを狙いに、2日後に同じジャンルの別の事件について記事を掲載しました。

その結果、再びGoogle砲を受けることに成功し、1本目ほど(通常に比べ10倍のPV)ではありませんが、通常時の8倍近くのPVを記録することができました。

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※サーチコンソールのDiscoverのグラフです。

PV数的には15万PV超という過去最高の数字を達成できました。

 

終わりに

今回、Google砲を1度受けた場合に、取るべき戦術として2匹目のドジョウを狙い、アクセス増を持続させる技を紹介しました。

Google砲を受けると、あまりのPV増で数字を見るのが楽しくなってしまいますが、それで時間を浪費するのはもったいないです。

アクセス数が増加したときこそ、次の1手を準備し、さらなるアクセスアップを行うことがブログ運営者に求められています。

そのため、Google砲が来たら、すぐに次の記事に取り掛かるよう心構えをしておくことをオススメします。