ハピタスのハピ友→ハピタスフレンドに10月から変更!改悪によって紹介ポイントが減少?
大手ポイントサイト「ハピタス」の紹介制度であるハピ友が2019年10月にハピタスフレンドに変更されます。今発表されている情報を見る限り、ハピ友のシステムからは改悪されており、これまでもらえていた紹介ポイントは減少することが見込まれます。
- ハピタスの紹介システムは2種類
- ユーザーはシェアハピではなくハピ友を選択
- 2019年10月からハピタスフレンドに統合
- ハピ友とハピタスフレンドを比較
- 新規会員が取れないと改悪に
- 最大の問題はブラックボックス化
- 終わりに
ハピタスの紹介システムは2種類
現在、ハピタスには2種類の紹介システムがあります。
- ハピ友
- シェアハピ
それぞれ紹介によってもらえるポイント制度に違いがあります。
ハピ友の紹介システム
ハピ友は元々ハピタスにあった紹介システムです。
ブログやメールなどで紹介したユーザーが登録し、そのユーザーがハピタスでポイントを貯め、ポイント交換を行うと100ptもらえます。登録ユーザーも30ptもらえます。
さらに、その後も紹介したユーザーがポイントを貯めるたびに、貯めたポイントの10%~最大40%がもらえる仕組みがありました。
このもらえるポイントの割合は、紹介したハピ友の人数、もしくは当月獲得したポイント数で決まります。
シェアハピの紹介システム
シェアハピはハピ友と異なり、紹介したユーザーが登録した時点で、100ptもらえます。
登録したユーザーにも100ptがもらえるため、ハピ友に比べ、登録側にもメリットが大きいです。
さらに、登録ユーザーがポイントを貯め、ポイント交換を行うともう100ptがもらえます。
ただ、ハピ友のようにその後も登録ユーザーがポイントを貯めても、紹介者にポイントがもらえる仕組みはありません。
ユーザーはシェアハピではなくハピ友を選択
上記の紹介システムで、ハピ友とシェアハピを比較した場合、どちらがお得かと言えば、ハピ友の方がお得であることが分かります。
なぜならば、ハピ友の場合、その後、紹介したハピ友がポイントを獲得してもポイントがもらえるからです。
例として、ポイント獲得率が30%とした場合、あるユーザーが1万ポイントを貯めれば、3000ポイントももらえることになります。
シェアハピは、紹介したタイミングでの一時的なポイント付与なのに対し、ハピ友は未来に対し、継続的にポイントがもらえる仕組みです。
そのため、ハピ友の方が紹介者数が増えれば増えるほど、資産形成のように毎月もらえるポイント数が高まります。
そうした利点を踏まえ、シェアハピではなく、ハピ友を選択するユーザーが大半でした。
2019年10月からハピタスフレンドに統合
しかし、そうした2つの紹介システムを統合することを目的に、ハピ友とシェアハピを統合した「ハピタスフレンド」というサービスを始めることを発表しました。
こちらは2019年10月より開始されますが、10月に使う数値はその前月の9月に取得します。
そのため、実質2019年9月にスタートになります。7月30日に発表されたので、急なイメージが感じます。
ハピ友とハピタスフレンドを比較
ハピ友とハピタスフレンドを比較した情報として、公式サイトでは以下の4つが発表されています。
- ハピ友紹介率上限40%→ ハピタスフレンドは45%
- ハピ友の登録者は30pt→ハピタスフレンドは400pt
- ハピ友は8段階のステージ→ハピタスフレンドは100段階のスコア
- ハピ友は累計紹介者数に応じたステージ→ハピタスフレンドは新規登録ユーザー数と利用ユーザー数に基づいてスコア計算
前半の黒太字である紹介率の上限45%や、登録者のポイント数増加は新しいハピタスフレンドの方が優れている点です。
しかし、後半の赤太字である100段階のスコアと新規登録ユーザー数と利用ユーザー数に基づくスコア計算は、ハピ友に比べると明らかなに劣っています。
新規会員が取れないと改悪に
これまでのハピ友のステージは下がることがありませんでした。紹介して登録者を増やせば増やした分、ステージは上がる一方でした。
しかし、ハピタスフレンドは毎月毎月スコアが再計算される仕組みになっています。
そのため、毎月スコアが変動し、紹介率が変わります。
ハピタスフレンドの発表によると、スコア計算の公式は以下のようになっています。
ハピフレスコアは [{(「前月の新規紹介登録者数」-「前月の新規紹介登録者数平均値」) ÷「前月の新規紹介登録者数標準偏差」+50} + {(「前月の広告利用者数」-「前月の広告利用者数平均値」) ÷「前月の広告利用者数標準偏差」+50}] ÷ 2 で算出され、当月のハピフレポイント率に反映されます。
もはや、何を書いているのか理解させる気がなく、分かりやすさ0です。
ただ、ハピタスの紹介制度利用者を考えた場合、
- まったく紹介できてない人:恐らく90%近く
- めちゃくちゃ紹介できている人:10%以下
という完全な二極化が進んでいることは、間違いないと思います。
二極化によって起きること、それは「標準偏差は高くなる」ことを意味します。
標準偏差が大きくなると、スコアが50点に近づきます。
50点のスコアでの紹介率は10%、ハピ友のステージ1同じです。
ハピ友は家族でも登録OKのシステムなので、ステージ1の人はほとんどいません。ステージ3以上の紹介率25%になっている人ばかりです。
そのため、ほとんどの人にとって、今回の紹介システム変更は改悪であると言わざるを得ません。
最大の問題はブラックボックス化
今回のハピタスフレンドへの紹介システム変更で、最も問題であることは「紹介システムのブラックボックス化」です。
明らかに利用者がどういった紹介システムなのか理解させないようなポイント設計になっているのが透けて見えます。
もちろん、これまでも紹介ポイントについては紹介者が何ポイント獲得したかなど、分からない点がありました。
ただ、例えばハピ友にリアルの知り合いがいた場合、取得したポイントから紹介ポイントがもらえるかどうか確認できました。そうした自衛手段があることで、ポイントがピンハネされない工夫ができます。
今回のハピタスフレンドは、平均値と標準偏差という、一般ユーザーは絶対に確認できない変数が登場しました。この変数をいじられると、スコアが運営側で操作できてしまいます。
そうした点が新しい紹介システムの最大の欠点だと考えます。
終わりに
今回、大手ポイントサイト「ハピタス」のハピ友がハピタスフレンドに変更されることを紹介しました。
この変更は2019年10月からですが、今の発表を見る限り、ハピ友からは大きく改悪され、紹介ポイントは減少する見込みです。
私もAmazonで漫画一冊分程度のポイントが毎月もらえるようになっていましたが、今回の変更で、缶ジュース程度になりそうです。
2か月後の2019年10月に紹介ポイントがどのように変化したか、注視したいと思います。