Twitterでツイートが拡散される流れを分析してみた件~趣味・属性が異なるクラスタをまたいで伝播
拡散力が強いツイッターを支えるのは、リツイート機能です。先日たまたま少しバズったツイートがあったので、リアルタイムでひたすらリツイートするユーザを確認して、どのようにツイートが拡散されていくのか観察し、その拡散の流れを分析してみました。
ツイートの拡散が広がる動き
Twitterは、他のユーザーに拡散させる機能として、リツイートが用意されています。このリツイートは1タップor1クリックと、非常に簡単に行うことができます。この簡便さがツイッターの拡散力の強さの秘密です。
他のFacebookはシェアには数ステップ必要です。Instagramに至っては公式アプリでは拡散に当たるリポスト機能は用意されていません。そのため、ツイッターの拡散力は、SNSでもナンバーワンで、ツイッターの後を追う形で、Facebookで拡散されます。
ツイッターが拡散されることを夢見ている
多くのツイッターユーザーはバズることに憧れを抱いています。ツイッターでバズれば、フォロワー数も増え、Webメディアで取り上げられたり、テレビでも紹介されます。もちろん、私もです。日々の100回のツイートよりも、1回のバズったツイートの方が価値が高いです。そのため、「通知が止まらないくらいバズらないかな?」と思いながら、ツイートしていますが、4桁レベルしか達成できていません。
ツイッターってどんな風に拡散されるのか?
そのツイッターがどのように拡散するのか、少し気になりました。そこで、この前、プチバズ程度(900リツイート)を超えるツイートがあったので、それがどのようなユーザーにリツイートされるのか観察してみました。
まず、自分のフォロワーに伝播
リツイートはまず、自分のフォロワーに波及します。やはり、自分のツイートがすぐに表示されるのは自分のフォロワーだからです。そのため、自分と同じ属性のクラスタに伝播が進みます。最初のうちにリツイートしてくれるユーザーは、9割近くがフォロワーでした。
自分のフォロワーのリツイートが別のクラスタに波及
そうして自分が所属するクラスタに伝播しているうちに、自分と同じ属性のユーザーにはツイートが行き渡るようになります。しかし、より拡散される場合は、異なる別のクラスタに波及します。というのも、フォロワーの中には、複数のクラスタに所属しているユーザーもいるからです。複数クラスタに所属するユーザーのリツイートをみた、別クラスタのユーザーがリツイートすることで、別のクラスタにもツイートが波及していきました。
さらに、別のクラスタへ波及しリツイート数が増加
こうした別クラスタへの伝播が何度も起きることで、リツイート数が増加していくのが確認できました。残念ながら私のツイートは4桁に到達しなかったので、それほどたくさんの別クラスタには波及しませんでした。しかし、それでも、明らかにどんどん自分と関係性が少ないユーザーがリツイートの中心になっていきました。
ツイートの拡散についての考察
先ほど、ツイートの波及の流れを観察していました。ツイートを拡散させるためには、自分と異なる属性を持つクラスタへの波及が不可欠です。すなわち、拡散させるためには、自分のクラスタに閉じた内容ではなく、他のクラスタのユーザーがリツイートしたくなる内容でなければなりません。なかなか難しいですが、拡散させるためにこうした点に考慮する必要があります。
これからのツイートの投稿をする際には、こうしたポイントを踏まえてバズを目指したいと思います。