コンビニオーナーはもはや奴隷?社畜・ブラック企業を上回る過酷な労働環境
衝撃的な労働環境を伝えるニュースがヤフーに掲載されていたので紹介します。それは、弁護士ドットコムが配信した、下記のニュースです。
簡単にニュースの内容を紹介すると、
福井県のあるセブン-イレブンオーナーは、記録的な大雪を理由に2018年2月6日から7日にかけて、24時間営業の停止を何度も訴えた。しかし、セブン側は要求には応じず、店を開けるよう回答したという。
この時はトラックなどの輸送インフラがすべて停止するほどの大雪でした。自衛隊も派遣される、災害といってもよいレベルでした。その影響は、ニュースに登場するセブンイレブンも直撃しており、オーナーの奥さんは長時間の雪かきの末倒れ、救急車で運ばれてしまいました。
それにも関わらず、セブンイレブン本部は営業を強制したそうです。コンビニは、フランチャイズオーナーと本部との契約で「24時間365日」営業と決まっているそうです。その結果、2月6日から8日にかけて、約50時間不眠で働くことをオーナーは強いられたそうです。
セブンイレブンは大企業お決まりの、「事実かどうか確認が取れていない」と述べ、有事の際は、人命を優先しており、営業の継続はオーナーの判断にゆだねるとコメントしています。
しかし、こうした有事の際には、オーナーさえも被災者であるにも関わらず、営業を強く求められることを知ると、コンビニオーナーというのは、社畜・ブラック企業を通りこした存在であることを、痛感させられます。
元々こうしたフランチャイズビジネスでは、オーナーに本部の理不尽な要求を突き付けられるというのはよく聞く話です。けれども、コンビニに関しては、あまた存在するフランチャイズビジネスの中でも群を抜いています。契約という形で労働基準法などをすり抜け、無茶な要求を求めています。これならカイジの地下施設の方が、まだましじゃないかと思えるほどです。
近年、働き方改革が話題になり、社畜やブラック企業に対し、強い批判が浴びせられていますが、それ以上の仕打ちを受けているのが、周りに普段利用しているコンビニなのではないかと感じたニュースでした。