Twitterの複数ツイートは個別かスレッド形式どちらが反応がよい?効果を検証
Twitterでは、2017年12月からスレッド形式で複数のツイートをまとめられる連続投稿機能がリリースされました。ツイートは140字までという制限があり、長文の内容を投稿するのには不便なSNSでした。それを解消する機能が「スレッド表示」です。今回、スレッド表示のメリットと、個別ツイートとのフォロワーの反応(インプレッション)の違いを検証してみました。
Twitterスレッド機能が生まれた経緯
Twitterのスレッド機能は、ツイートが140字という短文しか投稿できない欠点を解消するために誕生しました。速報性の高いリアルタイムなSNSを実現するために140字に制限されていました。しかし、Twitterの利用者が増加するにしたがって、たくさんの情報を掲載したいというニーズが高まりました。
従来の長文投稿方法の欠点
しかし、1回の投稿では、140字の制約がありました。そこで、140字以上の情報を投稿したい場合は、以下の2つの方法がとられました。
- 返信機能を利用し、自分の投稿に返信して複数ツイート
- 140文字以上記載したテキストを画像ファイルとして投稿
①がTwitterの標準的な方法ですが、フォロワーからは元の投稿だけ見えたり、返信した投稿だけ見えるケースがありました。さらに、プロフィールページでは、「ツイート」では返信ツイートは表示されず、「ツイートと返信」に切り替えるか、投稿を選択して、返信内容を確認する必要があり、面倒でした。
②は、1つのツイートにまとめられましたが、わざわざ画像ファイルを作る手間や、メディアを選択して表示しないと文章がすべて見えないケースもありました。
長文投稿ニーズを解消するスレッド機能
そこで、長文投稿したいユーザーのニーズを答えるサービスが「スレッド表示機能」です。この機能は、従来のツイートに返信する形で表示していたものをスレッド形式で表示させることができる機能です。
このように、1回の投稿時に「+ボタン」を押すことで複数の投稿をスレッド形式でツイートできるようになります。
スレッド投稿ツイートのメリット
スレッド投稿のメリットは、2つあります。
- タイムライン上でもスレッド形式で表示される
- プロフィールの「ツイート」でもスレッドが全部表示
これらは従来の長文投稿する際の問題点を解消しています。従来はバラバラに見えてしまった投稿をスレッド表示形式なので、一度に見ることができます。従来は2番目以降のツイートだけ見ると、前後のつながりが理解できず、意味が分からなくなる恐れがありました。
さらに、プロフィールページの「ツイート」でも表示されるようになりました。
スレッド形式と複数の個別ツイートどっちが反応がよい?
では同じような内容をツイートする場合、スレッド形式と、複数の個別ツイートではどちらはフォロワーの反応(インプレッション)がよいのでしょうか。
今回同じ内容で、ほぼ同じタイミングで検証してみました。
結果としては、スレッド形式の方がよい結果をもたらしましたが、それほど大きな違いはありませんでした。ツイートの目的としては、リンクを選択してもらうことだったので、そういう意味では違いはありません。ただ、そのほかの指標はよい結果となりました。
終わりに
今回、2017年12月からできた、長文投稿が可能になったスレッド機能のメリットを紹介しました。さらに、スレッド表示形式で、個別にツイートするよりもフォロワーの反応がよくなるか確認しました。
しかし、それほど変わらないという結果になりました。ただ、スレッド形式の方がまとまって見えるメリットがあるので、長文を投稿したい場合は、スレッド投稿をオススメします。