ヤマタケのWebサイト運営論~戦略・仮説検証・情報収集・Webで言えないこと

月間39万PVのブログを運営中の管理人が、どうすればアクセスアップするか考え、そのための情報収集方法を探し、さらにWebでは言えない意見・主張を吐露するブログ

ブログやWebサイトのテーマは狭く・深く!専門性の高いバーティカルメディアが求められる時代に

Sponsored Links

Sponsored Links

Webの世界では、いろいろなワードが生まれては、流行り、そして廃れていきます。DeNAWELQが話題になったキュレーションサイト、オウンドメディアなど色々なWebサイトの形式があります。そんな中、2017年にサイトを始めようと思う人にオススメしたいのが、バーティカルメディアです。

バーティカルメディアは「バーティカル(Vertical)」=『垂直』という意味をもつメディアです。日本語としては、特化型メディア」と言われることがあります。特定の分野に特化したWebサイトやブログがこれに該当します。身近な例では、日本最大のレシピサイト「クックパッドが有名です。

バーティカルメディアのメリットは、特定の分野・テーマに絞って記事やコンテンツを集めることで、閲覧者は、その分野・テーマに対した専門性が高いサイトと判断します。その結果、「○○について知りたいなら、このWebサイト」とブランド価値が高まってきます。記事やコンテンツが集まれば、集まるほど、ブランディングが向上するため、非常に、サイト運営もやり易いです。

私個人が最もバーティカルメディアを奨める理由が、Googleの検索結果に対しても、サイトの専門性がプラスに作用することです。Googleはウェブサイトの記述内容から、キーワードを抽出し、サイトの専門性を評価していると思われます。その専門性が高いと評価されるほど、有益な情報を提供するサイトとして、その分野のワードを検索してきたユーザーを誘導します。そのため、SEOにも効果的で、色々なトピックについて取り上げるサイトと比較すると、バーティカルメディアは検索順位が上位にも表示されやすい傾向があります。

もちろん、いろいろなトピックについて記事を書くスタイルもダメではありません。しかし、その場合は、非常に膨大な記事の本数が必要になります。専門性の高いバーティカルサイトAと扱うテーマが幅広いサイトBがあると仮定します。両方のサイトが、Aの専門分野に関する記事を用意した場合、同じ文字量・同じ記事数だと、Aの方がGoogleに評価され、検索で上位に表示される可能性が高いです。その分野の専門性が検索アルゴリズムに考慮されるからです。

この点を踏まえると、雑記形式で幅広い記事の場合、バーティカルメディアに対抗するには、その分記事の本数を膨大に用意することが求められます。それだけの記事を用意するのはとても大変で、下手すれば、扱うテーマ全ての検索順位が中途半端な位置になる恐れがあります

以上から、サイトを軌道に乗せるための労力を考えると、サイトの専門性を高める戦略が、SEO集客に大きな効果を発揮することがわかります。どうしてもウェブサイトでは、テーマから外れたトピックについても扱いたい欲求がわきます。しかし、バーティカルメディアを目指すためには、自分のサイトのテーマをしっかり頭浮かべながら、記事を書いていかないといけない。そう思う今日この頃です。