「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」 VS 「週刊 Robi2(ロビ2)」(デアゴスティーニ) 比較・違いを徹底調査~どちらを買うべきか!?
先日、「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」 をこのブログで紹介しました。
この記事は、やはり関心が高いみたいで、かなりの人々が記事にアクセスしていました。今も書店に行くと、目立つコーナーに置かれていることも多く、やはり注目度の高い商品です。それだけユーザーが買おうかと考えている商品であると言えます。
- ユーザーが購入に踏み切れない理由
- コミュニケーション2足歩行ロボット「Robi2」とは?
- 「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」 VS 「週刊 Robi2(ロビ2)」比較
- アトムとRobi2作るならどちらがオススメ?
- 終わりに
ユーザーが購入に踏み切れない理由
しかし、ある理由で2の足を踏んで、購入を決めかねているユーザーがいるのではと思います。それは、コミュニケーションできる2足歩行ロボットとして脚光を浴びた、「Robi(ロビ)」のニューバージョン、「週刊 Robi2」の存在です。
このデアゴスティーニ社が出版する「週刊 Robi2(ロビ2)」が2017年6月6日に創刊予定です。お金的にも組み立てる時間的にも「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」 と「週刊 Robi2」の両方を購入することは難しいです。そのため、どちらを購入するべきか?検討しているユーザーは多いのではないかと推測しています。
コミュニケーション2足歩行ロボット「Robi2」とは?
Robiはロボットクリエイターとして有名な高橋隆氏がデザイン・設計を手がけた、二足歩行ロボットです。音声認識機能や、人工無脳による会話機能が搭載されており、見た目の可愛いコミュニケーションロボットです。
元々は高橋氏のロボットガレージで、Robi単体が発売されていましたが、デアゴスティーニが「週刊 Robi」として発売されました。初回の創刊号が10万部を超えるなど、週刊○○として売れたロボット作成雑誌でした。
ただし、ロボット作成シリーズの元祖「週刊リアルロボット」には及ばないため、公式HPには、「販売台数国内No1 ※2足歩行のコミュニケーションロボットとして」と注釈がついてます。
そのRobiがバージョンアップしたRobi2が、「週刊 Robi2」として2017年6月6日に創刊されるとプレスリリースがありました。
- 家族の顔と名前を記憶
- 誕生日や記念日を教えてくれる
- 笑顔を見分けて写真撮影
- 定期的なメルマガで機能を追加
- 初代Robiと一緒に遊べる
など機能面でRobi2は初代Robiからパワーアップしています。
詳しい内容については、下記のトークショーの記事がとても参考になります。
「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」 VS 「週刊 Robi2(ロビ2)」比較
それでは、どちらが、オススメなのか色々な基準で判断していきたいと思います。
完成にかかる期間
まずは、完成にかかる期間です。鉄腕アトムは公式HPのよくある質問に完結70号の発売日が2018年9月予定と掲載されています。しかし、Robi2は掲載されていません。全80号を週刊発売(一部合併号あり)を考慮すると、完成までにおよそ87週間かかると計算できます。そうすると、1年と8か月かかることになります。2017年6月6日創刊から、完成時期を算出しました。
鉄腕アトムの方が完成は早そうです。
完成するまでの購入費用・総額
続いて大事なのが、2足歩行ロボットが手に入るまでにかかる購入費用です。雑誌を購入する総額がいくらになるか計算が必要です。
- 鉄腕アトム:19万9231円
- Robi2:17万1327円
雑誌をすべて購入した場合の総額は、ロビ2の方が安くなりそうです。
見た目のデザイン
ロボットに愛着を持つには、デザインは非常に大きな要素です。見た目の観点で言えば、鉄腕アトムはアトム好きな人には堪らないと思います。それに対しロビ2はオリジナルデザインですが、可愛らしい見た目が魅力的です。ここは、個々人が好みに左右されます。
2足歩行ロボットとしてのスペック
ここがやはり一番重要なポイントです。
①自由度
これはロボットとしての可動域で、人間でいうところの関節の数になります。多ければ多いほど人間の動きに近い滑らかな動きが実現できます。この数値は、どれだけサーボモータを使用するかに影響されます。
鉄腕ATOMでは、公式HPのスペックでは18軸(頭部2軸、腕部6軸、脚部10軸)となっています。それに対し、ロビ2ではまだ自由度が発表されていません。ただ、初代ロビの自由度が20軸であったことから、おそらく20軸ではないかと思われます。
※追記
週刊ロビ2創刊され、自由度(サーボモータ数)書籍を確認したところ、頭(首)部3軸、腕部6軸、脚部10軸、腰部1軸の合計20軸であることが判明しました。
②ネットワーク接続機能
ネットワークに接続できれば、ソフトウエアのバージョンアップやプログラムの追加などが可能です。こちらの機能で言えば、
- 鉄腕アトム:ネットワーク接続あり
- Robi2:ネットワーク接続なし
とロビ2はネットワーク機能がありません。そのためアップデートできないかと言えば、そうではなく、QRコードを読み込んだり、SDカード経由でアップデートは可能みたいです。
③ロボットの頭脳!人工知能
週刊鉄腕アトムのHPの紹介では、人工知能を搭載したロボットというアピールが感じられます。それに対し、ロビ2は人工知能というワードがそれほど含まれていません。上記で紹介した開発者・高橋氏のインタビュー記事にもありましたが、今のところ人工知能で人ができることを代用することは難しいため、人工知能という文言はありません。
ただ、週刊鉄腕ATOMは、クラウド接続ができるため、クラウド経由で膨大なビックデータを使った人工知能が利用できます。そういった利用法なら、かなり人間に近いロボットの応答も可能ではないかと考えます。
その他にも、鉄腕アトムには液晶ディスプレー(タッチパネル)がついているのに対し、ロビ2にはついていないなどの違いもあります。
アトムとRobi2作るならどちらがオススメ?
どちらを購入するべきかというのは、絶対というものはありません。どちらもとても面白い2足歩行ロボットだと思います。なので、以下の観点を判断材料にしてもよいかと思います。
なお、ロボットのスペック・性能は一長一短です。ロボットの自由度・関節数はロビ2の方が多いです。それに対し、鉄腕アトムはネットワーク接続+液晶ディスプレーも搭載しています。(ロビ2はなし)
あとは、デアゴスティーニは週刊シリーズのロボット作成は今までにも多数手がけていて、ノウハウがある印象です。
終わりに
今回、2017年6月に創刊される「週刊ロビ2」を紹介しました。そして、前回紹介した、「週刊鉄腕アトム」とどう違うか、メリット・デメリットを作成期間・費用・スペックの面から比較・検証しました。
どちらが絶対オススメということはありません。ただ、それぞれを把握された上で、どちらが自分に適しているか判断して購入してもらえればと思います。
ただ、前回の記事でも書きましたが、週刊○○ロボット作成シリーズは、深みにハマるとどんどんお金はお財布から飛んでいきます。その点だけは頭に入れておくとよいと思います。