ヤマタケのWebサイト運営論~戦略・仮説検証・情報収集・Webで言えないこと

月間39万PVのブログを運営中の管理人が、どうすればアクセスアップするか考え、そのための情報収集方法を探し、さらにWebでは言えない意見・主張を吐露するブログ

Google Apps Script(GAS)で音声合成を扱うなら「Cloud Text-to-Speech」で決まり

Google Apps Script(略称:GAS)でテキストから音声を生成する音声合成のサービスを作りたい。

そんな時オススメはやはりGoogle音声合成サービス「Cloud Text-to Speech」です。

何が良いのか、そのメリットを解説したいと思います。

 

Google Apps Script(GAS)で音声合成

最近、Google Apps Scriptでツイッターのボットを作りました。

毎日特定のサイトをクローリングして、情報を取得し、その情報をツイートするbotです。

ただ、それだけだと勿体ないなぁと思い、せっかくなら投稿文を生成する際に音声データ化すればよいと考えました。

そうすれば、最近はやりの音声プラットフォームなどにも情報の発信が可能になります。

 

ワイヤレスイヤホンを購入してから、音声が面白いんじゃないかと思い始めていました。

「音声でも情報を届けられたら、ツイートではリーチできない層にアプローチできるのでは?」

と仮説を立てました。

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ただ、自分の声でテキストを読み上げて音声化するのは労力がかかりすぎます。

せっかくツイッターbotは自動なのだから、音声の処理についても自動化したいと考え、たどり着いたのが「音声合成」でした。

 

GASで利用可能な無料の音声合成サービス

Google Apps Scriptで使えそうな音声合成サービスで、かつ無料で利用可能そうなのを探していたところ、以下の3つが該当しました。

  1. NTTドコモ 音声合成
  2. Amazon Polly
  3. Google Cloud Text-to-Speech

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いずれも無料でAPIとして利用ができます。

他にも音声合成ソフトや、音声読み上げソフトは色々ありますが、Webページ上でテキストを入力するタイプが多いです。

APIとして利用しやすく、利用評判も高いのは上記の3つでした。

※PollyとCloud Text-to-Speechは、月の処理量が上限を超えると費用が発生します。

 

どの音声読み上げがGASで利用しやすい?

今回、NTTドコモ、アマゾン(AWS)、Google(GCP)の3つの音声合成サービスの中で、Google Apps Scriptで音声データを生成しやすいか、調査しました。

性能面よりもサービスの利用条件からGASで使えるものを検討しました。

NTTドコモ 音声合成

dev.smt.docomo.ne.jp

1番目のNTTドコモのサービスは、日本の会社が開発した音声合成システムをベースに開発されており、音声の自然さや滑らかさの評価は高かったです。

しかし、NTTドコモ音声合成は利用条件で、

  1. 利用に際して申請が必要(WEBで完結しなさそう)
  2. 商用利用は不可
  3. API利用に有効期限が設けられている

といった制約になる条件がありました。

将来的な拡張を考えると、2,3番目はクリティカルかなと思いました。

Amazon Polly

aws.amazon.com

AWSで有名なAmazonが提供している音声合成サービスです。

日本語の話者にも対応し、近年発話能力の向上していると評判です。

AWSのアカウント登録もSMS認証は必要になりますが、Web上で完結します。

実際に試したところ、かなり滑らかでスムーズな音声が出力されます。

しかし、GASからPollyにAPIを投げるところがなかなか難しいです。

残念ながらネットにドキュメントもそこまで転がっていませんでした。

そのため、GASでPollyを使うのは、APIの認証がネックになりました。

Google Cloud Text-to-Speech

cloud.google.com

3番目がGoogleが提供する音声合成サービスです。

話者も、英語の中でもイギリス英語やアメリカ英語だけでなく、インド英語にも対応しています。

もちろん日本語の話者も男女ともに対応しています。

音声の再生も非常にスムーズで、音声合成っぽい声ながらも、十分聴きとることができる流暢さです。

「Cloud Text-to-Speech」は同じGoogleのサービスなので、GASとの連携がやりやすいです。

通常だとOuth認証など手間がかかる部分が不要で、GASで簡単にCloud Text-to-SpeechのAPIを実行することができます。

 

Google Apps ScriptならCloud Text-to Speech一択!

Google Apps Scriptで音声合成をやりたいという希望に対しては、今回私が調べた限りは、Cloud Text-to Speechがベストプラクティスと考えます。

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GASとサービスの連携のしやすさは他の2種類に比べ、圧倒的に簡単です。

「GASを使う=環境構築に工数をかけたくない」というユーザーが多いと思います。

そうしたユーザーに、導入までのコストが非常に少ないCloud Text-to Speechは挫折を防ぐことができます。

 

Cloud Text-to-SpeechをGASで使う手順

Cloud Text-to-SpeechをGoogle Apps Scriptで使う手順を解説します。 

以下の4Stepで利用できます。

  1. Cloud Text-to-Speechの管理画面(GCP)でAPIを有効化
  2. GAS上でAPIを有効化したGCPプロジェクトと紐づけ
  3. GASのマニュフェストファイル修正
  4. APIリクエスト時のヘッダーに「ScriptApp.getOAuthToken()」追加

これだけで、実行できるようになります。

Outh認証の部分は簡単に利用できるので、とても便利です。

さらに、Google Driveにも簡単に保存できるので、音声データの自動出力、ファイル保存のフローが確立できます。

 

終わりに

Google Apps Scriptで音声合成を行いたい場合は、同じGoogleの「Cloud Text-to Speech」一択です。

凄く簡単にテキストデータから音声ファイルを作成し、Google Driveにファイルを保存するところまでがGASで作ることができます。

Google Apps Scriptを使っていて、音声合成に興味がある方は、ぜひ、Cloud Text-to-Speechを試してみて下さい。

 

プログラミングトイ「ボットリー」を使用した感想と子どもたちの反応を紹介

アメリカのプログラミングトイでトイオブザイヤー 2019を受賞した「ボットリー」を入手してみました。

実際に私が使用してみた体験談や、子どもたちからの興味・反応がどれくらいあったか、紹介したいと思います。

 

 

プログラミングトイ「ボットリー」とは

プログラミングトイのボットリーはLearning Resources社が販売するコーディングロボットです。

大きな目が特徴的で、ロボットらしい見た目と可愛らしさが両立されているデザインです。

車輪が2つついており、これで移動することができます。

付属品の腕を装着すると、モノを掴むことはできませんが、モノを運んだりすることができます。

 

可愛いらしい見た目で子どもも興味を持ちやすい

ボットリーは写真の通り、ロボットの見た目でありながら、かわいらしさも兼ね備えています。

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そのため、子どもたちも興味を持ちやすいデザインになっています。

実際に、何人かの子どもに試してもらいましたが、すぐに飛びついて楽しそうに遊んでくれました。 

付属のリモコンでプログラミング体験

 ボットリーでは付属しているリモコンを使って、プログラミング体験ができます。

リモコンのボタンも10個以下で構成されていて、ボタンの内容が直感的に理解できるようになっています。

  1. 前進
  2. 左90度回転
  3. 右90度回転
  4. 後退

の4つの行動をプログラミングの順序や処理の考え方を学習できます。

繰り返し処理や条件分岐も学べる

 通常のボタンとは別に、入力した操作を繰り返す「繰り返し処理」も入力できます。

コードの効率化や無駄を省く合理化の考え方が身に付きます。

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さらに、ロボットの正面に障害物があると検知するセンサーが搭載されています。

センサーモードに切り替えると、障害物を検知した場合の処理を入力できます。

これは「IF-THEN処理」と言われる条件分岐です。プログラミングにおいて、条件分岐は必須の考え方です。

障害物を検知した場合に、迂回する処理をセットしておくと、障害物があっても、ぶつかることなく、移動することができます。

 

ボットリーを使ってみた感想

実際にボットリーで遊んでみましたが、大人でもかなり楽しく遊ぶことができました。

自分でスタート地点とゴール地点を設定し、ゴールに到達するために必要な行動を入力して、思い描いた通りの動きをしたときはかなり嬉しく感じます。

付属の腕パーツを加えると荷物を運べるようになるので、途中で荷物を拾って、ゴールまで運んだりといった条件など色々なバリエーションを自分で創造して楽しめます。

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子どものたちも同様みたいで、特にこちらから指示することなく、ボットリーを使って色々な遊びを取り組みはじめました。

やっているうちに目標との距離から何回前進すればよいかなど、試行錯誤を繰り返して、どうすればうまくボットリーをプログラミングできるか夢中になってくれました。

ただし、本格的なプログラミングはできない

素晴らしいプログラミングトイのボットリーでは、残念ながら本格的なプログラミングを行うことはできません。

パソコンやタブレットと接続しないため、Scratchのようなブロック型のプログラミングを行うことができません。

そうしたプログラミングを行いたい場合は、 ブロック型プログラミングができるロボット教材が必要です。

しかし、子どもたちが楽しんで遊べるプログラミングトイなので、プログラミングの導入にはピッタリです。

終わりに

今回、ラーニング・リソーシズのコーディングロボット「ボットリー」について紹介しました。

ボットリーは小学校に入る前の5歳からプログラミング思考を学べるプログラミングトイです。

実際のプログラミングはできませんが、プログラミングの上で必要不可欠な順序、繰り返し、条件分岐を、学べます。

また、ボットリーで遊びながら、課題解決能力や論理的思考を自然と育むことができます。

3人の子どもに実際にボットリーを使って遊んでもらいましたが、みんな興味を持って楽しそうに遊んでくれました。

特に男の子は自由な発想で色々な遊び方で、とても夢中になっていました。

そのため、就学前の幼児から小学校低学年のプログラミング未体験のお子さんにオススメのプログラミングトイです。

Amazonの商品ページ

楽天市場の商品ページ 

2019年最後のJBUG東京#13の参加レポート「平成→令和のプロジェクト振り返り」

2019年12月12日に開催されたJBUG東京の13回目に参加してきました。

直近数回は参加できなくなったので、久しぶりの参加でした。

札幌からのサテライト中継やたくさんのLTで盛り上がったBacklogユーザー会でした。

 

Backlogユーザー会「JBUG」とは

JBUGとはプロジェクト管理ツール「Backlog」のユーザー会です。

東京だけでなく、大阪や名古屋、札幌など全国各地で開催されています。

2017年から全国各地で35回以上開催されていて、のべ参加者は800名以上とのことです。

Backlogユーザー同士による知見のシェアやプロジェクトマネジメントのやり方を共有したり、ハックしたりしています。

2019年2月に初参加し、LTでAPIもくもくで制作したGoogle Apps Scriptのツールを紹介しました。

yamataso.hateblo.jp

 

JBUG東京#13のプログラム

JBUGはエンジニア向けの勉強会プラットホーム「connpass」で参加申込ができます。

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タイムスケジュールとプログラム内容が掲載されていますが、盛り沢山な内容です。

 

Time What Who
19:15 開場 -----
19:30 オープニング JBUG運営
19:35 会場説明 JBUG運営
19:40 乾杯&自己紹介 全員
19:55-20:15 JBUG札幌リモートセッション 新人研修をBacklogで管理してみたら (仮) 原卓也さん( 株式会社ノースディテール )札幌よりリモート登壇 @tacck
20:15-20:25 休憩 ドリンク・フード、歓談タイム  
20:25-20:45 セッション 「BacklogWorldとプロジェクトマネジメントと私」 diffeasy 西さん @_takeshi_24
20:45-20:55 休憩 ドリンク・フード、歓談タイム  
20:55 LT1:こんなプロジェクトは嫌だ!〜アンチパターンから考えるPMの最適解〜 浪川舞さん / まいどる さん @maidol_28
21:00 LT2:ホラクラシーにおけるプロジェクトマネジメント LAPRAS株式会社 染谷健太郎さん @someken1025
21:05 LT3:カスタマーサクセス × Backlog 〜平成から令和でサービス導入支援がどう変わったか〜 Mie Sugawara(みこよし)さん @mie_s2525
21:10 LT4:PMを孤立させない仕組みづくり~ぼくたちの500日間戦争~ ARアドバンストテクノロジ株式会社 中野康雄さん @yasuoyasuo
21:15 LT5:フルリモートワークにおけるマネジメント 鈴木孝之さん @kanbo0605
21:20-21:25 クロージング JBUG運営
21:25 グループフォト撮影 全員
21:30以降 歓談タイム、そして懇親会へ! -----

JBUG 東京#13「平成から令和に、この1年のプロジェクトを振り返る」 - connpass

 

JBUG札幌リモートセッション「 新人研修をBacklogで管理してみたら (仮)」

19:55よりJBUG札幌とハングアウトで接続したリモートセッションが行われました。

発表者:ノースディテール 木原卓也さん(@tacck)

木原さんの仕事の割合

  1. フリーダム:50%
  2. 見守り:30%
  3. 技術検証:20%

フリーダムの割合が半数という素敵な労働状態でした。

  • 「マネジメントが得意か?」の質問に対して、会場からの挙手は少なめ
  • プロジェクトは気が付くと業務が拡大、マネジメントが大変になっていく
  • そのうちサブリーダーを立てて、押しつけ業務移管・委譲していく
  • サブリーダーができるようになると、自分が去る
  • プロジェクトの立ち上げ専門でのマネージメントが大半

そんな中、まじめにマネジメントをやるときが新人研修(新卒採用の技術研修)で、時間軸観点での分類でタスク管理、進捗管理、スケジュール管理を行ったそうです。

2019年の新人研修はどうだったのか?

  • 統合的なソフトウエアではなく、それぞれの役割ごとに異なるサービスを利用
  • うちの4つはBacklogでできるのでは?利用してみたら、というシミュレーションをしてみた

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新人研修をBacklogで対応してみたら?

①書籍研修

ドキュメント管理:Wikiまとめページで実現できる

タスク管理:課題登録で実現

②座学研修・プレゼン

ファイル管理:Backlogのファイル機能でアップロード

タスク管理:課題登録で実現

③開発研修(チーム開発)

ファイル管理:ファイル機能

コード管理:Git

進捗管理:課題登録で実現

スケジュール管理:ガントチャート

Backlogを使えば、これまで異なるツールで管理していたことを統一することができます。

新人研修にBacklogが良いと感じたところ

  • Backlogに新人研修に必要な機能がそろっている
  • UIがわかりやすい。Redmineを使っているユーザーも使いやすかった
  • サービスを統一できるため、指導しやすい

運用で考えたいところ

  • マイルストーンの扱い:本来の意味でのマイルストーンじゃない
  • ただ、新人研修を複数プロジェクトで横断して管理するのは大変
  • 繰り返し型のタスク登録が単純に大変

Backlogを検討した結果

次回の新人研修ではBacklog使ってみます!!!

感想

今回は実際に新人研修にBacklogを取り入れたものではなく、Backlogを使って新人研修を進行するとどうなるかというシミュレーションする内容でした。

以前もマンションの管理組合にBacklogを取り入れたという話をJBUGで聞きましたが、プロジェクト管理ツールは「やること」を見える化するツールとして、新人研修でも便利だろうな感じました。

UIが分かりやすいのに加え、統一が図れるのでツールの習得にかかる時間も減らせるのもよいなと思いました。

休憩タイムとして、いきなりBacklogに関するAlexaスキルの紹介のLTが始まったり、実際にアレクサが起動したりと面白いリモートセッションでした。

ただ、質疑応答では、マイクがオフになっていたこともあり、東京からの質問に対する回答を聞くことができませんでした。

個人的にリモートワークのキモは、こうしたトラブルをいかに0にできるかだと感じました。

speakerdeck.com

 

セッション 「BacklogWorldとプロジェクトマネジメントと私」

2つ目のセッションは東京で行われました。今度は逆に東京→札幌でリモートセッションでした。

発表されるのは福岡にある受託開発などを行うdiffeasyのCTO・西武史さんです。

diffeasyは「会社の理念が世界中の"むずかしい"を簡単に」をスローガンに、オーダーメイドの受託開発と「大会運営向上心」というサービスを運営しています。

セッションの途中にムーディーな雰囲気の曲が流れ始めるトラブルが起きました(笑)

今回の話はBacklogWorldの振り返りとDX時代のソフトウエア開発とPMがテーマでした。

BacklogWorldの振り返り

BacklogWorldのプロジェクトアワード最優秀賞受賞によって、メディア掲載なども行われ、知名度が向上したそうです。

採用や問い合わせ件数にプラスになったといい、「ありがとう!BacklogWorld」と感謝の意を表されていました(笑)

木材工場で起きた奇跡を紹介

BacklogWorldで発表された「田舎の木材工場で起きた奇跡」について、どういった内容だったか、紹介されました。

  • ビックハウス:宮崎の木材工場でdiffeasyにシステム開発を依頼
  • 社長の思い:iPadシステムを創りたい。社員に任せているけど、できない
  • 社員:iPadってなんね?スマホってなんね?という状態
  • 社員の平均年齢48歳、ほぼガラケーの老眼だった。

しかし、社長は今後ITシステムが必要になるという強い思いがあった

何をやるか?というところからスタートし、開発メンバーも現場で徹底ヒアリング。

スマホを触ったことがないお客様に担当者を付けてLINEのやり取りを開始したそうです。

設計図面のペーパーレス化に着手

そうしてヒアリングを進める中で、設計図面の管理が大変という課題が発見されました。

500枚近くあり1枚でも飛ぶと探すのがとても大変だったそうです。

ここに着目して、設計図のペーパーレス化を行い、スマホで拡大表示することで虫メガネが不要になったそうです。

その後、紙の設計図面はなくなり、すべてタブレットになり、元々は耳に鉛筆をつけていたのが、Appleペンシルになり、さらにAppleTVなど自分たちで活用するようになった。

このようにスマホiPadすら分からない人たちが気づけば、自分たちで課題を見つけて、自分たちでITを使って課題解決ができるようになるデジタルトランスフォーメーションが宮崎の木材工場で実際に行われたことを紹介されました。

DX時代のソフトウエア開発とPMについて考える

後半はデジタルトランスフォーメーション(DX)についての話です。

西さんは、DXはただ単にソフトウエアを使って、困ったを解決するのではなく、ITを使った攻めの投資を行うことと説明されました。

DXでは小さな成功体験の積み重ねが大切

経営者の課題や悩みは尽きないため、DXの中では、小さな成功を積み重ねることが大切と説きます。

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今回の事例でもまずITに慣れてもらうところからスタートし、そこから少しずつ従業員の方が成功体験を重ねていった結果、大きな課題解決にたどり着くとありました。

また、ソフトウェアのLTVを考え、ソフトウェアの価値を長いスパンで説明していくことが大切とのことでした。

DXを進める上での注意点

DX進める上で注意点として、noteでバズってた記事を引用し、「改革者は孤立する」ことを挙げました。

※以下の記事です↓

note.com

人は変化を恐れる生き物なので、ただ改革を推し進めると失敗する事例です。

diffeasyさんはそれを防ぐため、関係者全員ストーリーを共有し、ITのスペシャリストの立場ではなく、ともに業務を改善する伴走者というスタンスが大切と説きます。

また、社長のリーダーシップがないと、新しいことをやろうとするとかなり反発が起きるといいます。

材木工場でも、社長が「高原から世界へ」という大きなビジョンを唱えており、IT化に対し、大きなリーダーシップを発揮したことが成功要因だったそうです。

 

DX時代のPMの役割

デジタルトランスフォーメーションが叫ばれる時代のPMに求められる役割として、以下が紹介されました。

  • 長期的な視点でお客様を巻き込むこと。
  • 声を聞きすぎても、聞かなくてもダメ。PMのファシリテート力が大切
  • 年配の方も職人なので、触れれば興味を持つ。気づけばパチンコ動画を視聴

 

感想

PMとしてファシリテート力が大切と感じさせられたセッションでした。

現場現場でどう調整するかがPMとしての腕の見せ所で、画一的なやり方は通用しないのだと。

つい過去の成功体験で、こうすればと思いがちだけど、きちんとそこにいる人とともに過ごして、どうすれば、その人達に変化を受け入れてもらえるか常にファシリテーションをPMとして意識するのが必要と痛感しました。

また、プレゼンも洗練され、引き込まれる内容で、とても面白く、あっという間でした。

speakerdeck.com

ライトニングトークLT5つ

今回のJBUG東京#13ではLTが合計5つもありました。

それぞれのLTがどんな内容だったかレポートしたいと思います。

LT1:こんなプロジェクトは嫌だ!〜アンチパターンから考えるPMの最適解〜

最初のLTは、Peer Questの浪川さんの講演です。

前提は①クライアントワーク、②大規模チームで、その中で、直面したPMのつらみを紹介し、PMの最適解を探るという内容でした。

PMのつらみ①クライアントワーク編

「先週の定例会議に出てくる人が毎回違うメンバー」

人によってもっている情報がバラバラで、決めたことがひっくり返されることが発生していたそうです。

それらの解決策として、以下で対応したとのことです。

PMのつらみ②チーム内部編

「課題の温度感が共有されていない」

自分たちがどこに向かっているのか不明瞭というのが温度感が共有できていない原因と考え、以下の対応したそうです。

  • 顧客フィードバックを即時共有
  • 情報の共有と整理を一定間隔で実施
  • 議論しやすい環境づくり

 エンジニアが使いやすいツールに寄せてあげることで、エンジニアの負担なく共有できる仕組みにした点が大きなポイントと感じました。

PMのつらみ③PMスキル編

「PMに開発の知識が全くない。ただの指示横流しマンが登場」

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うちでも見かける指示横流しマンです(笑)

さらに、亜種に「必要に応じて検討・対処お願いしますマン」が登場し、なにか事象が起きたことに対し、把握0で判断もしない人間も登場しています。

しかも、こんな人間がプロジェクト管理できると自負しているのが終わっていますorz

感想

結構大きい会社で起きやすいため、耳が痛いなと感じました。実際、よく起きてます。

ただ、プロジェクトの多重度が上がると、情報の共有の仕方が本当に難しいと感じています。

たとえば、Backlogの課題に議事録を関係者にお知らせしてアップ。既読チェックがついたので、読んでいると思ったら、「ちょっと見たけど、読んでない」

これが許されてしまううちの文化がいけないのだろうなと思いつつ、PMにきちんとした権限とルールづくりを行うことの大切さを感じました。

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LT2:ホラクラシーにおけるプロジェクトマネジメント

LAPRASの事業責任者とマーケティングを担当されている染谷さんのLTです。

事業の売上をデザインするお仕事をされていて、前職のとき、プロジェクト管理でBacklog使っていたそうです。

LAPRASはエンジニアのスカウトサービスなどを展開していますが、5月にLAPRAS SCOUT事業のリードリンク(責任者)をやや厳しめな状況で引継ぎ、5月までの売上が停滞していたところ、11月に1.5倍ぐらいに成長できたそうです。

ラクラシーとはティール組織の一つの形態で、各機能の決裁権限を各機能が持つことを意味します。

通常だと決裁権は部長などの役職者が持ちますが、役職ではなく、役割(ロール)がベースとなる組織構造とのことです。

責任者ができるのは以下の3つにとどまるそうです。

  • 役割へのアサイ
  • リソース分配
  • フィードバック(指示ではない)

引き継いだ時は各役割がそれぞれ頑張っているけど、なんか上手く行ってない状態で、売上の伸びが鈍化したそうです。

そこで、売上を伸ばすために染谷さんは以下の流れで改善を行いました。

  1. 現状把握
  2. テーマ設定
  3. 成功体験

現状把握では、以下の3つの課題が発見されたそうです。

  • 顧客に提供しているサービスが良くなっていない
  • 開発バックログが全くクリティカル(魅力的)でない
  • 各役割間の連携が全くできていない

つづいてテーマ設定では「バックログ」を濃くするという目標を掲げ、開発を行い、それによる成功体験が生まれたそうです。

その成功体験でメンバーがうれしくなってモチベーションが上がる正のスパイラルが発生し、組織コンディションが改善されたそうです。

結果的に事業の推進スピードが上がっていき、停滞していた事業を上向けることができたとありました。

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感想

聞いていると至極当たり前に聞こえる対応なのですが、停滞状態を売上上昇に持っていくのは大変だっただろうなと。

成功体験も積み重ねられると、開発バックログが濃いものになりやすいですが、最初は失敗のほうが多くなります。

そんな中、着実に少しずつ成功体験を積み重ねることは、diffeasyの西さんの発表でもあった通り、大切だなと感じました。

LT3:カスタマーサクセス × Backlog 〜平成から令和でサービス導入支援がどう変わったか〜

製造業向けペーパーレスサービスのスタートアップ「KAMINASHI」でカスタマーサクセスを担当している菅原さんのLTです。

KAMINASHIでは製造現場の紙をゼロにをスローガンにiPadiPhoneを活用したペーパーレスのSaaSを20数社導入されています。

そんな企業にカスタマーサクセスは色々な業務があります。

  • オフラインが基本
  • コンサル
  • 初期設定代行
  • 操作説明会

ハイタッチと呼ばれる電話や対面などアナログなサポートを提供し、サービス導入までの道のりでやることは多く、だいたい2ヵ月程度かかるそうです。

元々、平成時代はTrelloとメールとスプレッドシートを利用していたそうですが、Backlogは社内のプロジェクト管理で使用していたので、カスタマーサクセスでも利用開始。

  • メールは一切やめた。課題へのコメントで行うようになった。
  • ガントチャートでスケジュール工程が明らかなので、お客様にもスケジュールの納得感がある。
  • 作業のやり残しもなくなった

とBacklogを導入したことで、残業ほぼゼロを達成されるといった成果が上がりました。

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感想

今回の事例のようなスパンの長いカスタマーサクセスの業務はBacklogに適しているなと感じました。

Backlogなら課題の詳細にやることリスト+やったことなどをまとめ、コメントはそれらの流れを記録できます。

それらは後々も過去チケットとして、データベースに蓄積されていくので、業務効率化にも活用できると考えました。

LT4:PMを孤立させない仕組みづくり~ぼくたちの500日間戦争~

ARアドバンステクノロジ株式会社・執行役員の中野さんのLTです。

LTでは500日間の全社PJ品質改善の取り組みを紹介されました。

2年前の炎上プロジェクトによって辛いことが発生したそうです。

  • 自分も約4ヵ月リカバリーにどっぷり
  • 顧客への信頼失墜
  • 経済的損失
  • かかわったメンバーの離職
  • プロジェクトメンバーは自分の作業に没頭
  • パートナーは危機を察して、船から降りた

プロジェクトマネージャー(PM)を孤立してしまい、プロジェクトメンバーの離職まで起きてしまったことから、このままではいけないと、全社タスクフォース立ち上げたそうです。

売上よりも品質を大事にし、PMを会社組織としてどう支えるか、全社PMO室を立ち上げ、活動開始。

「早くいきたいなら一人で行け。遠くにいきたいならみんなで行け(アフリカのことわざ)」

を合言葉にPMを孤立させない仕組みづくりに着手されました。

  • 問題の大半は仕様の握りが甘いため、変更管理の必須化
  • 大火事になる前にボヤの段階でわかるように標準モニタリングの仕組みで用意
  • プロマネの標準の作成と導入。将来に備えて、本来やるべきことを知った上でどうやるか考える
  • PMのやり方を知るために、研修やガイドラインを準備
  • PMと上長との個別モニタリングを導入

その結果、赤字案件の撲滅、請負PJ収益率の●%UP、PMで退社0が達成されたそうです。

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 今後、品質アンバサダーを用意して広めていき、さらに広めていくとのことでした。

感想

むちゃくちゃ情報量が満載のプレゼンでした。

最初はスライドの内容を追っていたのですが、あまりの速度に追いつけず、断念してしまうほどでした(笑)

しかし、「組織全体でプロジェクトを支える体制」がプロジェクトの円滑な進捗に、多大な推進力になるということを、まじまじとエビデンスで実感させられました。

 

speakerdeck.com

LT5:フルリモートワークにおけるマネジメント

最後に発表されたのは、沖縄の株式会社Re:Buildの鈴木さんです。

会社全体で7人で、自社WEBサービスと受託開発を行い、Tadoruというエンジニア特化型クラウドソーシングサービスを運営しています。

業務の他にもコミュニティ運営・活動も熱心に行っており、台湾で開催されたLaravelカンファレンスにも登壇されたそうです。

自社開発をスタートしたことで、受託開発のプロジェクトと入り混じって、カオスな状況の中、どのようにプロジェクトやタスクをマネジメントして乗り切ったかというのがLTの内容でした。

カオスな状況でも進捗させるのに大切な要素・ポイントは以下の3つと紹介されました。

  1. 時間帯ごとの作業の最適化
  2. 脳のスイッチング(ビジネス脳・エンジニア脳)の最小化
  3. プロジェクト・タスクの課題抽出
感想

ビジネス脳とエンジニア脳の切り替えを少なくするのはなるほどと思いました。

たしかにコード書いている時割り込みされると、集中力が格段に落ち、復帰に時間がかかります。

エンジニア脳は割り込みがない時間帯で夜間帯で利用し、日中はビジネス脳で仕事するというのはなるほどと感じました。

ただ、「このやり方をすれば二人分働けます」という目からウロコの裏技は、残念ながら、自分でやると死んでしまいます(笑)

 

speakerdeck.com

2020年2月29日(うるう日)にBacklog World開催

すべてのセッション、LTが終了したあとに、Backlog World2020開催のお知らせがありました。

jbug.info

2020年2月29日のうるう日に大崎ブライトコアホールにて開催されます。

前回のBacklog World2019も参加しましたが、勉強になるセッションが満載でした。

セッションに加え、APIもくもくに参加して、即興で期限切れ課題をSlackに通知するツールを作ったりしていました。

yamataso.hateblo.jp

今回もぜひ参加したいと思います。

1月21日までに申し込むと早割で通常価格より1000円割引のため、お得です!

 

終わりに

2019年12月12日に行われたJBUG東京#13に参加してきました。

今回はJBUG札幌からのリモートセッションなど新しい取り組みが行われた刺激的な回でした。

LTも5本用意され、それぞれ持ち時間をオーバーするほどの熱量の高いプレゼンでした。

ファシリテート力やオンオフの切り替えなどが印象的で自分の業務の中で意識的に取り入れていきたいと感じました!

「○○について調べてみました!」トレンドブログの調査クオリティが低すぎて、検索ノイズに

ネットで稼ごうとすると選択肢の1つに必ず挙がる、トレンドブログ

しかし、トレンドブログの「○○について調べてみました」の記事で調べた内容が浅はかすぎて涙が出ます。

 

 

 

前回プログラミングトイのアフィリエイト記事を指摘

先日もプログラミングトイのアフィリエイト記事に対し、情報の寄せ集め感を指摘してきました。

yamataso.hateblo.jp

 アフィリエイトでプログラミングトイを購入させて、アフィリエイト収入を得ることが目的の記事です。

しかし、有益な情報ならともかく、公式HPの商品情報をひたすら切り張りして、まとめた風の感じの記事です。

絶対にクリックしても買わないし、次買う時は別のアフィリエイトリンクを押そうと心に誓いました。

 

トレンドブログのクオリティの低さ

アフィリエイト狙いのまとめ記事以上に粗悪さが際立つのがトレンドブログです。

トレンドブログとは、その時々に話題になったトピックをまとめるブログのことです。

主にバラエティやドラマなどのテレビ番組の情報や、女優・俳優の情報をまとめる生業です。

多くの人が興味を示すトレンドな内容を取り扱うことで、アクセスを集め、それによるアドセンスなどの広告収入を獲得することが目的です。

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そのため、実際に情報をまとめているのは、ネットでなんとかお金を稼ぎたいという人で、情報をまとめる能力には疑問符がつく人が多いです。

正直、そのクオリティの低さはネット上でも定評があり、別名「いかがでしたかブログ」とも呼ばれます。

※トレンドブログはなぜか最後の締めの言葉が「いかがでしたか?」で結ぶことが多かったため

 

調べてみた=調べる能力のなさを露呈

多くのトレンドブログは、調べてみたといって、そのトピックについて興味・関心を持ちそうな内容を記事に掲載すると見せかけます。

例えば、女優の場合は以下のような情報を載せてきます。

  • これまでの経歴は?
  • 出身大学は?
  • 彼氏はいる?
  • 独身?結婚している?

しかし、上記の内容に対して、驚きの調査結果を平気で記事に掲載します。

  • これまでの経歴は→ウィキペディアを表現と順番を並び替えで表記
  • 出身大学は→ウィキペ(以下同文)
  • 彼氏はいる→わかりませんでした!
  • 独身・結婚している?→してないようです

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ほ、ほとんど調べられてない・・・

 

Googleはハックされ、トレンドブログが検索上位に 

さらに悲しいことにユーザーが検索で使用するGoogleはすでにトレンドブログにハックされ、検索上位に表示されています。。。

もちろん求める情報自体があまり価値のあるものではないですが、検索の先にはさらに価値のないトレンドブログが待ち受けてしまっている構図です。

これまではGoogleに対しての絶対的な安心を置いていましたが、Googleをハックしようと攻略を試みる不特定多数には敵わないということが判明しました。

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不特定多数の人々の編集が、権威ある人々の百科事典を凌駕するウィキペディアWeb2.0的発想を思い出しました。

しかし、このままでは検索しても意味がない→Googleを使わないといった動きにもなるのではと感じています。

 

終わりに

トレンドブログの「○○について調べてみました」のクオリティーの低さに苦言を呈しました。

というのもとある映画の出演者情報を調べると、情報量が全くないトレンドブログばかりで、悲しいきもちになったので、記事にしてみました。

悲しいかな、何も考えなくてもお金を稼ぐことはできるトレンドブログは、今後も粗悪なサイトが乱立していくと思います。

ただ、対策しないと検索空間がゴミだらけで検索できなくなって、検索という行為が廃れる、もしくはGoogleがオワコン化するのでは?と感じました。

一ユーザーとしてはどうにかしてほしいと思う、今日この頃です。

書籍など商品発売紹介+レビュー記事のSEO視点のオススメな記事の書き方

書籍や新商品などの発売情報の紹介記事を書いたあと、実際に購入し、レビュー記事を書く方も多いと思います。

そうした場合にSEOの観点から、オススメしたい記事の書き方を紹介したいと思います。

※ライティングの記事ではなく、記事配信の書き方の解説です。

 

新しい書籍や商品の発売情報の紹介記事

 自分が運営しているサイトでは、新しい書籍や新商品の発売情報をキャッチすると、その情報を記事で紹介しています。

できるだけキャッチしたタイミングで記事を公開することで、Google検索でも上位に表示されやすくなります。

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そのため、書籍(商品)の発売日が近づくにつれて、その記事のアクセス数が上昇するようになります。

 

 

実際に購入したあとのレビュー記事も執筆

その後、書籍(商品)が発売されて入手したら、読んでみた感想やレビュー記事を執筆される方も多いと思います。

そうすることで、その商品に関して、2回ほど記事で紹介することが可能です。

 

このやり方はSEO的にオススメできない

ただ、実は発売情報紹介とレビューを2つの記事に分けるのはSEO的にはあまりオススメできません。

なぜならば、発売情報紹介記事と、レビュー記事は情報が重複してしまい、検索順位に影響するからです。

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Googleからの評価が2つの記事に分かれてしまうため、それぞれの記事の順位が下がってしまう恐れがあります。

 

発売情報の記事ばかり上位表示されるリスク

一番起こるとマイナスなのが、発売情報の記事のほうが上位に表示されてしまうことです。

検索ユーザーからすれば、発売後に商品名でGoogle検索するのは、どのような商品か、感想やレビューを知りたいニーズがあります。

それなのに発売後に、レビュー記事ではなく、発売情報記事にアクセスされてしまうのは、もったいないです。

 

発売情報紹介+レビュー記事のSEO観点での推奨法

そこでSEOの観点で推奨したい記事の書き方は、「発売情報記事にレビューを追記する」ことです。

  1. 商品発売前に発売情報を紹介する記事を執筆
  2. 商品発売されたら、入手して試してみる
  3. 試したレビューを①の記事に追記する
  4. Search Consoleでクロールリクエストする

このやり方にすることで、商品に関する情報を1つの記事に集約することができます。

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それによって、SEO的に1つの記事にGoogleの評価が集まるようになります。

さらに、Googleの評価傾向で、

  • 日付が古い情報のほうが上位表示されやすい
  • 情報の追記が行われているものほど上位表示されやすい

という傾向があります。

発売前にレビュー記事等がない状態で発売情報を紹介し、ライバルが少ない状態で上位表示を確保し、発売後にレビューを追記することで、さらに情報の充実を図ります。

これによって、発売後にはすでに上位表示されているところにレビュー・感想を載せられるので、ユーザーにとって有益な記事になります。

 

今回紹介した「発売情報記事公開→レビュー追記更新」の2段階戦法をぜひ、活用してして下さい。

 

プログラミングトイのブログ記事が体験談ないアフィリエイト狙いでつらみが深い

最近、プログラミングトイを使ったプログラミング教育に興味を持ち、Google検索で調べてみました。

プログラミングトイのまとめ記事が多数ヒットしたのですが、実際に使った感想やレビューがなく、商品紹介やAmazon情報をまとめただけのアフィリエイト狙いの記事ばかりでしたorz

 

2020年プログラミング教育が小学校で必修化

2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されます(2021年には中学校も)。

そうした背景から、子育て世代を中心に、プログラミング教育への関心の高まっています。

2018年ごろからプログラミング教育と手助けとなる、プログラミングトイ・知育玩具が色々な種類発売されています。

2019年12月1日現在で、Amazonのおもちゃカテゴリで「プログラミング」と検索したところ、3000以上の商品がヒットします。

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「プログラミング」おもちゃカテゴリ検索結果(Amazon)

 

どのプログラミングトイがいいか分からない

これだけ色々なプログラミングトイがあると、どれを購入すればよいか判断が難しいです。

ただ、プログラミングトイは1万円を超えるものから5万円近くするものまであり、通常のおもちゃよりも高価です。

さらにそれぞれのプログラミングトイには特徴があり、できること・できないことがあります。

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それを考えると、どのプログラミングトイを購入すべきなのか、判断が難しいです。

 

Google検索はアフィリエイト記事に汚染されていた

そんなわけで複数のプログラミングトイのどれがよいか調べてみようと、Googleで検索してみました。

「プログラミングトイ 比較」(Google検索)

見事に色々なプログラミングトイを比較するブログ記事が多数ヒットします。

いずれもAmazon楽天市場への商品リンクを付与したアフィリエイト記事ばかりです。

 

使用体験談はなく、商品紹介を切り貼りした情報のみ

もちろん、プログラミングトイの購入を検討しているユーザーが望む、

  • 子供が気に入ったか
  • 使ってみた感想
  • 体験談

などがあれば、そうしたアフィリエイト記事でも問題ありません。

しかし、そうしたユーザーが求めている生の情報は一切載っていません。

プログラミングトイを使用した体験談なら、開封した写真や、お子さんが遊んでいる写真などがブログ記事に掲載されますが、Amazonなどの商品ページからの引用写真しかないページが大半です。

商品情報から切り貼りした情報ばかり載せているアフィリエイトサイトが蔓延しているのが、嘆かわしいばかりです。

ただ、情報量ばかりはものすごく多いので、残念なことにGoogle検索に上位に表示されています。

 

プログラミングトイはアフィリエイトにオススメ?

プログラミングトイですが、Amazonでは「おもちゃ」のジャンルに分類されます。

Amazonアフィリエイトはジャンルごとに紹介料率が異なり、おもちゃは3%に分類され、書籍と同等です。

利率的にはそれほど高くありませんが、プログラミングトイは値段が高価なため、1万円を超える商品が多数あります。

そのため、1万円なら300円もらえ、例えばプログラミング教育用として有名な「レゴ WeDo」なら、800円近くもらえます。

さらに、こうしたプログラミング教育に関心がある世帯は、子どもの教育にも熱心な高所得者層なため、アフィリエイトリンクを踏んだあとのついで買いも期待できます。

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そうした点でプログラミングトイに関するまとめ記事は、アフィリエイト記事としては書籍などよりも効率がよいと推測されます。

 

終わりに

プログラミングトイについては、最近急増したジャンルなので、購入意欲のあるユーザーが求めているのは、実際の体験談などの生の情報です。

それにも関わらず、商品紹介を切り貼りして、単に情報量を増やしたアフィリエイト記事しか表示されないのは、つらみが深いです。

今回、プログラミングトイを2つ購入したので、そうしたきちんとした生の情報をこのブログでは紹介したいと思います。

銭湯サブスクを1ヵ月試した結果、充実した時間と-5kgを達成した件

以前、銭湯サブスク始めましたことを紹介する記事をアップしましたが、とうとう1ヵ月間のサブスクリプションが終了しました。

平日の1ヵ月間、銭湯サブスクを試した結果、充実した時間と-5kgという素晴らしい結果がもたらされました。

 

 

銭湯サブスクとは?

 銭湯サブスクと呼んでいますが、実はそうしたサービスはありません。

東京・荻窪にある都市型スーパー銭湯「なごみの湯」が販売していた平日パスポートです。

www.nagomino-yu.com

平日パスポートは、月~金の平日なら1ヵ月間毎日利用できることができます。

平日に限ってはお風呂に入りたい放題のサービスの性質上、これはサブスクリプションサービスと捉えることができるため、銭湯サブスクと勝手に呼んでいます。

今回私は仕事終わりに利用するため、17時から利用可能なアフター5パスを購入しました。(1ヵ月1万円)

こちらでも利用して1週間の感想を紹介しています。

yamataso.hateblo.jp

 

1か月間でどれだけ銭湯に通うことができた?

今回私が銭湯サブスクリプションに加入したのは10月23日~11月22日の30日間でした。

この期間、土曜・日曜・祝日を除いた平日は合計22日間ありました。

そのうち実際に銭湯に入ることができたのは、20日です。

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90%以上の活用ができており、サブスクリプション的にはあまりありがたくない顧客になりました。

 

スーパー銭湯の1回当たりの利用料に換算すると?

今回の銭湯サブスクは1回当たりの利用料はどれくらいだったのでしょうか?

銭湯サブスクの1ヵ月の料金は1万円でした。

1ヵ月で20回ほど利用したため、1回当たりの利用料は以下のように算出できます。

10,000(円)÷20(回) =500(円)

荻窪なごみの湯は、1回利用するのに非会員の場合1500円かかります。

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そのため、3分の1の料金で利用することができ、かなりお買い得になりました。

 

銭湯と比べると変わらないが、スーパー銭湯ならではのメリット

料金的には通常の銭湯と変わらないぐらいですが、スーパー銭湯ならではのメリットもあります。

  • タオル
  • バスタオル
  • 館内着
  • 歯ブラシ
  • 髭剃り

がついてきて、仕事終わりにそのまま入れるメリットが大きいです。

館内着があり、寝転がりながらマンガを読める休憩スペースもあるので、1回の利用で複数回お風呂に入ることができます。

 

銭湯サブスクでクオリティオブライフ爆上げ

銭湯サブスクでよかった点は、毎日仕事終わりにに大きな湯船に浸かれることです。

自宅の場合は、お風呂を沸かすのが面倒なので、普段シャワーで済ますことが多いです。

しかし、銭湯はそのまま湯船に入れるので、仕事の疲れをお風呂で癒すことができました。

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通常のお風呂に加え、炭酸泉やジェットバス、露天風呂や温泉など色々な種類のお風呂も楽しめました。

風呂上がりにゴロゴロしながら、マンガを読む時間は至福の時間です。

サブスクリプションサービスで利用すればするほどオトクというのが分かっているので、できるだけ利用するように心がけました。

その結果、仕事を終える時間も早くなり、残業時間も減少するように今まで以上に仕事に取組みました。

残業時間削減とプライベートな時間増加、さらにゆとりある銭湯ライフでクオリティオブライフが爆上げしました。

 

サウナや炭酸泉を駆使して、-5kgダイエットに成功 

さらに、銭湯サブスクの利用ではダイエットも行おうと思い、発汗作用の強いサウナや炭酸泉を積極的に利用しました。

特に炭酸泉に入った後にサウナに入るとたくさん汗をかいて、カロリー消費することができました。

1ヵ月20日ほどこのサイクルを繰り返した結果、-5kgのダイエットに成功しました。

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ちょうどもうすぐ健康診断があるので、自信をもって体重計に乗ることができます。

 

終わりに

スーパー銭湯荻窪なごみの湯」の銭湯サブスクを1ヵ月試してみましたが、非常に充実した1ヵ月を過ごすことができました。

クオリティオブライフ爆上げで、しかもダイエットにも成功した1ヵ月でした。

ただ、残念ながら、荻窪なごみの湯の平日パスポートの受付が終了してしまったので、継続はできません。

銭湯サブスク・ロスに耐えながら、また平日パスポートが販売されたら、ぜひ利用したいと思います。