プログラミングトイ「ボットリー」を使用した感想と子どもたちの反応を紹介
アメリカのプログラミングトイでトイオブザイヤー 2019を受賞した「ボットリー」を入手してみました。
実際に私が使用してみた体験談や、子どもたちからの興味・反応がどれくらいあったか、紹介したいと思います。
- プログラミングトイ「ボットリー」とは
- 可愛いらしい見た目で子どもも興味を持ちやすい
- 付属のリモコンでプログラミング体験
- 繰り返し処理や条件分岐も学べる
- ボットリーを使ってみた感想
- ただし、本格的なプログラミングはできない
- 終わりに
プログラミングトイ「ボットリー」とは
プログラミングトイのボットリーはLearning Resources社が販売するコーディングロボットです。
大きな目が特徴的で、ロボットらしい見た目と可愛らしさが両立されているデザインです。
車輪が2つついており、これで移動することができます。
付属品の腕を装着すると、モノを掴むことはできませんが、モノを運んだりすることができます。
可愛いらしい見た目で子どもも興味を持ちやすい
ボットリーは写真の通り、ロボットの見た目でありながら、かわいらしさも兼ね備えています。
そのため、子どもたちも興味を持ちやすいデザインになっています。
実際に、何人かの子どもに試してもらいましたが、すぐに飛びついて楽しそうに遊んでくれました。
付属のリモコンでプログラミング体験
ボットリーでは付属しているリモコンを使って、プログラミング体験ができます。
リモコンのボタンも10個以下で構成されていて、ボタンの内容が直感的に理解できるようになっています。
- 前進
- 左90度回転
- 右90度回転
- 後退
の4つの行動をプログラミングの順序や処理の考え方を学習できます。
繰り返し処理や条件分岐も学べる
通常のボタンとは別に、入力した操作を繰り返す「繰り返し処理」も入力できます。
コードの効率化や無駄を省く合理化の考え方が身に付きます。
さらに、ロボットの正面に障害物があると検知するセンサーが搭載されています。
センサーモードに切り替えると、障害物を検知した場合の処理を入力できます。
これは「IF-THEN処理」と言われる条件分岐です。プログラミングにおいて、条件分岐は必須の考え方です。
障害物を検知した場合に、迂回する処理をセットしておくと、障害物があっても、ぶつかることなく、移動することができます。
ボットリーを使ってみた感想
実際にボットリーで遊んでみましたが、大人でもかなり楽しく遊ぶことができました。
自分でスタート地点とゴール地点を設定し、ゴールに到達するために必要な行動を入力して、思い描いた通りの動きをしたときはかなり嬉しく感じます。
付属の腕パーツを加えると荷物を運べるようになるので、途中で荷物を拾って、ゴールまで運んだりといった条件など色々なバリエーションを自分で創造して楽しめます。
子どものたちも同様みたいで、特にこちらから指示することなく、ボットリーを使って色々な遊びを取り組みはじめました。
やっているうちに目標との距離から何回前進すればよいかなど、試行錯誤を繰り返して、どうすればうまくボットリーをプログラミングできるか夢中になってくれました。
ただし、本格的なプログラミングはできない
素晴らしいプログラミングトイのボットリーでは、残念ながら本格的なプログラミングを行うことはできません。
パソコンやタブレットと接続しないため、Scratchのようなブロック型のプログラミングを行うことができません。
そうしたプログラミングを行いたい場合は、 ブロック型プログラミングができるロボット教材が必要です。
しかし、子どもたちが楽しんで遊べるプログラミングトイなので、プログラミングの導入にはピッタリです。
終わりに
今回、ラーニング・リソーシズのコーディングロボット「ボットリー」について紹介しました。
ボットリーは小学校に入る前の5歳からプログラミング思考を学べるプログラミングトイです。
実際のプログラミングはできませんが、プログラミングの上で必要不可欠な順序、繰り返し、条件分岐を、学べます。
また、ボットリーで遊びながら、課題解決能力や論理的思考を自然と育むことができます。
3人の子どもに実際にボットリーを使って遊んでもらいましたが、みんな興味を持って楽しそうに遊んでくれました。
特に男の子は自由な発想で色々な遊び方で、とても夢中になっていました。
そのため、就学前の幼児から小学校低学年のプログラミング未体験のお子さんにオススメのプログラミングトイです。