ヤマタケのWebサイト運営論~戦略・仮説検証・情報収集・Webで言えないこと

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Googleアドセンス管理画面にads.txtの警告が出た場合の対応方法・解決策

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Google Adsense管理画面を確認したところ、見慣れぬ警告画面が表示されていました。「ads.txt」に関する警告で、対応しないと収益面で影響を受けそうだったので早速対応しました。その対応方法について解説したいと思います。

 

 

突然アドセンスでAds.txtの警告メッセージ

Google Adsenseの管理画面に2019年6月になり、下記のような警告メッセージが表示されるようになりました。

f:id:tyamamototry:20190604234149j:plain

要注意- ads.txtファイルが含まれていないサイトがあります。収益に重大な影響が出ないよう、この問題を今すぐ修正してください。

いきなり赤枠での警告メッセージに驚いた人も多いと思います。

さらに、収益にも重大な影響との文言もあり、どうにか対処しないといけないけど、ads.txtってそもそも何?となった方も多いと思います。

 

ads.txtとは~その目的と効果

ads.txtの定義

ads.txtは、オンライン広告に関する標準規格などを定めるIAB(Interactive Advertising Bureau)が定めた広告掲載の透明性を高めるためのものです。

ads.txtには、自分のサイトで広告配信している業者を記述したテキストファイルです。ほとんどのブログ運営者にとっては

「広告配信業者=グーグルアドセンス

を意味します。

ads.txtの動作事例

このads.txtに記載された広告配信業者としかやり取りしないというルールで運用しています。

例えば、あるサイトAがサイトBを偽って、広告配信業者に広告掲載のリクエストを投げたとします。その時、広告配信業者は、サイトBに設置されたads.txtを参照します。その中に自分たちのIDが記述されているか確認して、ない場合は広告を配信しないといったことを行います。

ads.txtの目的

ads.txtは悪質なサイトが他人のサイトと偽って、広告をリクエストして、収益を得ることを防ぐことができます。

悪用事例の例えとして、イチローから「広告に出るから1000万円ちょうだい」と言われたとします。

広告主からすれば、イチローに宣伝してもらえるならと、1000万円支払い広告を出します。

しかし、実はそのイチローは本物のイチローではなく、ニッチローだった!

この時、ニッチローは広告主から1000万円の収入を得ることができます。

このように自分の名を騙って悪用された場合に、ads.txtで照合することで防ぐことができます。

広告主にとってもメリットが

ads.txtを適切に運用することで、本来掲載されないサイトに広告が配信されることを防ぎます。最近は広告主も広告の掲載場所を意識するようになりました。

以前、違法に漫画をアップロードしたサイト「漫画村」に掲載されていた広告主が話題になりました。こうした場合には広告主のブランドイメージが傷つく恐れがあります。

せっかく広告を出したのに、ブランドイメージが傷つくのは本末転倒です。そうした広告主のブランド毀損を防ぐメリットがあります。

 

ads.txt警告メッセージの対応方法・手順

ここでads.txtの警告メッセージに対応する方法・手順を解説します。以下の5Stepで対応が可能です。

1.Windowsの場合、標準アプリのメモ帳アプリを開きます。

f:id:tyamamototry:20190605000940j:plain

2.メモ帳に以下の記述を追加します。

google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0

3.グーグルアドセンスの管理画面URLの「pub-************」と書かれた部分をコピーします。

https://www.google.com/adsense/new/u/0/pub-*************/home

メモ帳のpub-0000000000000000を先ほどコピーしたものと置き換えます。

4.「名前を付けて保存」でads.txtという名前で保存します。

5.保存したads.txtをサイトのルートドメイン(https://○○○.com)にFTPソフトなどでアップロードします。

※ルートドメイン直下に置く必要があります。サブドメインの場合は注意が必要です。

 

Ads.txt対応後の確認方法は?

ads.txtをアップロードが完了したら、https://○○○.com/ads.txtにChromeなどのブラウザでアクセスします。

アクセスしたら、先ほどメモ長に記述した内容が表示されていれば、きちんとアップロードされています。

ただ、グーグルアドセンスの管理画面では、ads.txtを設置したことによる動作の確認はできないみたいです。

終わりに

今回、Googleアドセンスの管理画面で警告表示されたads.txtのメッセージの対処方法を解説しました。収益に影響との文言もあり、できるだけ早く対応した方がよさそうです。それほど難しい手順ではないので、急いで実施するようにしましょう。