InstagramからWebサイトへ流入しやすい傾向の記事のジャンル
WebメディアのSNS戦略は、利用するSNSごとに特徴が異なります。最も自分のサイトへの誘導・流入が難しいInstagramにおいて、わざわざアクセスされ、見てもらえるコンテンツ・記事の傾向が少し掴めたので、紹介したいと思います。
Instagramの活用の難しさ
以前よりこのブログで何度も紹介していますが、Twitter、Facebook、Instagramの3大SNSの中で、インスタグラムは最も活用が難しいです。その理由は、有料広告しか投稿にリンクを掲載できないからです。Instagram内で回遊するようなインターフェースに設計されており、外部のWebサイトへ誘導するには、
- 投稿を閲覧
- プロフィールページに遷移
- Webサイトのリンクをタップ
という3ステップが必要です。これが、TwitterやFacebookなら1と3の2ステップです。この1ステップ差がエンゲージメント率に如実に違いが現れます。
※参考記事:InstagramのWebサイトへの誘導効果!活用内容と流入実績を紹介
Instagram流入が増大する投稿が
やらないよりやった方がよいという思いで続けてきましたが、Instagram経由のアクセスが急増するという事象が発生しました。それまでは、SNS経由のアクセスは、1.Twitter→2.Facebook→3.Instagramだったのが、インスタグラムがツイッターに肉薄するほどの流入元となっていることがアクセス解析で明らかになりました。それは、明らかにあるジャンルの内容に関する投稿であったことが判明しました。そのジャンルが何なのか、気になるポイントだと思います。
事件ニュースを取り上げた投稿は強い
今回、Instagramから流入が多かった投稿には、共通の特徴がありました。それは、事件を取り上げた投稿という点です。
今回、2つの事件を取り上げた投稿では、どちらもTwitterに劣らない、時間帯によっては、Twitterを超えるアクセスがありました。事件について知らせるニュースは、気になるユーザーが多いことから、わざわざプロフィールページに遷移してまで、Webサイトの記事を閲覧するというユーザーアクションに繋がりました。さらに、平均滞在時間も、通常に比べ、長い傾向があったことも確認できました。
アクセスに繋げるために重要な要素
そして、もうひとつ、アクセスに繋げる重要な要素があることが、今回の経験で学びました。それは、リポストを上手く獲得することです。リポストを獲得した際に、ユーザーに「詳しくは@********のリンクを」といった文言を付与してもらえると、アクセスに繋がる率が大きく違います。アクセスが急増した時間は、リアルタイムでウォッチしていましたが、リポストされると、大きくアクセス数が跳ねあがります。これは、口コミ効果に近いものだと捉えました。フォロワーが閲覧をオススメする内容は見たくなるという現象です。
事件のニュースというユーザーが気になる情報と、口コミ効果の相乗効果でアクセスが急増したという仮説に至りました。その後も記事を掲載すると、やはりニュース系の投稿はアクセスを稼ぐ傾向にあるため、仮説は的外れではなさそうです。
投稿をリポストされるために
アクセスを稼ぐための投稿のジャンルは、お伝えしましたが、リポストはどうすればよいでしょうか。簡単にできることは、拡散を促すハッシュタグを付与することです。
- #拡散希望
- #拡散
といったハッシュタグは必ずつけます。また、記事の内容への誘導方法もキャプションで記載しておきます。ただしニュースの内容はすべて書くと、ウェブサイトの記事を読む必要がないので、ポイントを絞った要約文を載せておきます。
このように「ユーザーが知りたい情報」×「ユーザーによる拡散」が合わさることで、より多くの人が手間を割いて、プロフィールページのリンクからやってきてくれます。
終わりに
今回、Instagramの投稿で、Webサイトへの流入効果が高い投稿がありましたので、その特徴を紹介しました。大切なことは、ユーザーがわざわざプロフィールページに移動して、リンクをタップしてくれるような知りたい情報を提供することです。私の投稿では、事件に関するニュースの投稿が、非常に誘導効果が高いことが分かりました。
投稿のジャンルだけでなく、拡散されるような投稿の工夫が必要です。この2つを組み合わせることで、Twitterに迫るWebサイトへの流入効果が確認できました。ぜひ、インスタグラムを活用したSNS戦略を取り入れてみて下さい。