Googleの検索アルゴリズムが大きく変更!今までよりも信頼性が重要なポイントに
12月頭にかけて、検索エンジンのグーグルの検索順位のアルゴリズムが改訂されました。今回のアルゴリズム変更で、検索表示順位を大きく下げたサイトも多く発生しており、嘆きの声が流れています。今回は、どういったアップデートだったか紹介します。さらに、自分のサイトへの影響を紹介したいと思います。
医療や健康情報を扱うサイトに影響
今回のアップデートで大きな影響を受けたのは、医療や健康情報を扱うブログなどです。これまでは、SEO対策を詰め込んだサイトが高順位を獲得していましたが、検索表示アルゴリズムの重み付けに変更がありました。情報の信頼性が重視されるようになりました。その結果、医師や病院が運営しているWebサイトがより高順位に表示されるようになりました。
医療や健康情報を扱うサイトは、アフィリエイトで稼ぐビジネスモデルです。しかし、検索順位が変化したことで、恐らく収益は劇的に低下しています。
今回の検索順位はある意味グーグルの白旗宣言
今回のグーグルの検索アルゴリズム変更は、「信頼できる情報源」を重視した内容になっています。その端的なポイントが医療や健康情報を扱うサイトで、病院や医師のサイトが上位に表示されていることからも明らかです。しかし、病院や医師のサイトは、コンテンツ量は他のサイトに比べ劣ります。そんななか、グーグルはどこを評価したかと言えば、そのソース、情報源です。
今までのグーグルの魅力というのは、独自のアルゴリズムによって、優れたコンテンツを見つけ出す検索能力でした。もちろん、病院や医師の情報を重視するのは、大切です。しかし、それって、
「新聞で書かれてた」
「テレビのニュース」
で言ってたことを鵜呑みにする人となんら変わりません。それって何も考えていない人にそっくりな気がします。
GoogleとSEOテクニックのいたちごっこ
正直、近年はWebサイトを運営する人も増加しており、グーグルの検索最適化SEOが非常に発達してきています。グーグルがアップデートをかけても、すぐにまた、上位表示できるテクニックが産み出されています。その結果、グーグルが考えること、進化することを止めてしまったように感じています。
本当に大事なのは「何を言うか」
もちろん、検索順位を決める上で、「誰が言っているか」はとても大切です。正直、社会は、「何を言うか」ではなく、「誰が言うか」がはびこっています。しかし、だからといって、それで、何(what)ではなく誰(who)を意識すると、思考は止まってしまいます。しっかり、コンテンツの質を評価するという姿勢は崩してしまうと、堕落への道がはじまります。そうならないよう、一般の人々の攻略に負けない、コンテンツの評価アルゴリズムをGoogleに構築してもらいたいです。
自分のサイトもかすかに影響?
私の運営しているWebサイトもわずかばかりですが、影響を受けています。以前よりも検索流入が減っているからです。ただ、正直先月は色々と忙しくてあまり記事を更新できなかったので、自然減な感じもします。
ただ、幸いなことは、私のWebサイトが扱うジャンルには、信頼性が高いというプレイヤーは、そこまで多く存在していません。また、この1年間で色々な人からもシェアをしてもらえる記事も用意できたため、検索上位がガラッと変わった印象はありません。
終わりに
今回、2017年12月初頭にGoogleの検索アルゴリズムアップデートがありました。今回のアップデートはかなり大規模なもので、大きく順位を下げたWebサイトも多数発生したみたいです。
アップデート内容は、ひと言で言えば「ソース・情報源を重視」です。コンテンツの質を測るうえで大切な指標ですが、グーグルがあるべき姿としては、しっかりコンテンツを評価して、適切な順位に表示することだと考えます。そうした意味で、発信者に頼るのはコンテンツ自体を評価することを放棄したように思えます。
しっかり、コンテンツの質を評価する検索アルゴリズムを構築してほしい。そう思う今日この頃です。