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インスタのリア充捏造は、歴史の繰り返し~ブログなどでも同様の事象は発生していた

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インスタグラムは、自分の日々の生活がどれだけ充実しているか、すなわち、「リア充」かをアピールするSNSのコミュニケーションツールとして活躍しています。けれども、そのリア充アピールを繰り返しているうちに、ヒートアップし、リア充捏造といった事象が発生し始めました。

headlines.yahoo.co.jp

 

しかし、この事象はブロードバンドで画像や動画をアップが簡単になったブログ時代からも、よくあった事象です。なぜここにきて、このように報道されているのか、考察してみたいと思います。


インスタは勢いがあるSNS

インスタグラムは日本では、中高生から若い女性に大流行しているSNSで、ユーザーのアクティブ率が他のSNSに比べ圧倒的な、今一番勢いがあるSNSです。それまでのSNSは、もともとパソコンでIEChromeでアクセスするのがデフォルトでしたが、Instagramスマホ利用が前提のスマホアプリのSNSです。そのため、いまや手放すことができないスマホの構造に特化し、非常に使い勝手が計算されたSNSとなっています。

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SNSは流行った経緯に影響

SNSというのは、実は最初にどのように流行ったかが非常に重要です。というのも、最初にどのような分野で流行したかによって、その後のSNSの方向性が決まっていくからです。

Twitterの場合

もっとも利用ユーザーが多いとされるTwitterは、140文字という制約の中で短文をつぶやくSNSとしてスタートしました。その当時流行していたブログよりもお手軽に、かつリアルタイム性を重視したサービス設計です。日本では、東日本大震災で、LINEと一緒に連絡手段や、通知用として利用が急拡大しました。その結果、リアルタイム性という性質が非常に強いです。さらにもっと前には、クリエイターやオタクが愛用していたこともあり、面白いつぶやきを求める方向が強いです。

Facebookの場合

Facebookはもともと有名大学の在学生・卒業生名簿のWeb版という形で生まれました。そのため、はじめは、創業者が在学していたハーバードで流行し、その後、アメリカのアイビーリーグのような有名・名門大学に広がりました。その結果、ビジネスにまつわる利用が強いSNSです。いわゆる意識高い系といわれる投稿です。
※もちろん、ちゃんと意識が高い人も存在します。

Instagramの場合

インスタグラムは、海外セレブの間で流行し、拡大したスマホに特化したSNSです。さらに、今までの文字が中心だったものから、画像に転換したSNSです。スマホで簡単に撮影し、そのまま手軽にアップが可能です。海外セレブのような忙しい人たちが、一眼レフで撮影して、PCで加工・修正して、スマホに転送してアップという面倒なことはできません。すると、初期は撮影技術よりも、被写体が重要になります。
そこで輝くのが、高価な装飾品・ブランド品や、高級な別荘、美しい観光スポットです。そういった被写体の魅力を武器に、見たユーザーを羨ましがらせ、いいねを稼ぐスタイルがもともとのインスタグラムでした。

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さすがに高価ブランド品は・・・

その後、若い女性を中心に大流行したインスタグラムですが、若い人には、上記のセレブたちが用意できる高級アクセサリーや、ブランド品をたくさん用意することは難しいです。そこで、どうするか?目的にあったのは「他の人から羨望を集めたい」という思いです。そうした経緯から2つの道がとられました。

  1. 写真の技術を高める
  2. お金がかからない魅力的な被写体

1の場合、一眼レフが採用され、より写真としての構図、日常の一瞬を切り抜く技術を高め、その写真のすごさを感じさせる手法です。その結果、今までは男性ユーザーが中心であった、一眼レフカメラやミラーレス一眼のカメラを持ち歩く女性が増えました。

2の場合、安価ながらも写真映えする被写体を求めました。これがいわゆるインスタ映えと呼ばれているものです。インスタ映えでは、見た目が派手な料理・ドリンク、レトロ感、オシャレ感を感じさせるファッション、壮大な景色を感じさせるスポットが、インスタでいいねを集められるとして、多くのユーザーが殺到しました。
その結果、おしゃれな料理店は“インスタ映え”する色鮮やかなメニューを揃え、ファッション系のショップはフォトジェニックな服や撮影スポットを用意するといった対応をとることで集客に成功します。

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インスタ映えする被写体としてのリア充アピール

そうした、インスタ映えする被写体として生まれたのが「リア充」アピールです。これは、Facebookにもあったものです。仲間と集まったバーベキュー、オシャレなホームパーティーなどたくさんの人が集まり、楽しそうに撮影することで、

  • 人望がある
  • 楽しそうに暮らしている

をアピールすることができます。そして、これは友人がいる、バーベキュー矢ホームパーティーのやり方を知っていれば、かなり上手に撮影ができます。さらに、笑顔を上手く切り取ることができれば、よりフォトジェニックに表現が可能です。こうして人々のいいねが欲しい人に、リア充アピール写真・動画の流行を見せました。

 

リア充アピールができない人も

しかし、リア充アピールには、いくつかのハードルがあります。その1つが友人です。それも、オシャレな友人です。私もインスタグラムをやっていますが、そんなリア充写真を撮る友人がそもそも少ない上に、なんとかかき集めたとしても、「フォトジェニック」な写真を狙えるオシャレな仲間は、残念ながらいません。

さらに、バーベキューやホームパーティーの準備も大変です。食材から機材・場所の手配、スケジュール調整など考えると、飲み会を企画よりも非常に大変です。

 

リア充できない人のため「リア充代行サービス」

そんなリア充をしたくてもできない人のために生まれたのが「リア充代行サービス」、いわゆるリア充捏造です。お金を支払うことで、上記のハードルをいとも簡単にクリアしてくれます。ただし、本当の友人ではないため、心のハードルまではクリアできません。できるのは、インスタ映えするフォトジェニックな写真だけです。以前デート代行の紹介動画がテレビで放送されていましたが、最後のお金の支払いは、自分なら屈辱感で心が蝕まれそうです。

 

こうした充実アピールは昔から

ニュースなんかで、承認欲求を満たすためとか、いろいろ書いていますが、実際はブログでもよく毎日楽しんでいますというのはよくありました。インスタグラムに限った話ではありません。歴史は繰り返しています。ただ、媒体としての発信がより簡単になったことと、それが多くの人が見るようになったのが理由です。

 

別にリア充捏造してもいいんじゃないか?

個人的には、利用した人が満足を得られるなら、リア充代行、リア充の捏造もOKだと思います。そんなことを言えば、ゲームに課金するのも、周りから良く見られたい・負けたくないという思いで行われます。ただ、節度は大切で、自分のできる範囲でバランスを考えないと、ニュース記事にも登場した「GENNKING」のようにローン地獄に陥り、破綻しかねません。法律とモラルを守りつつ、他の人に迷惑をかけない行為は、趣味の範囲で行いのは、全然アリだと考えます。

GENNKINGのようにローン地獄は周りに迷惑をかけるのでNG

 

終わりに

リア充アピール代行がインスタ映えのターゲットとしてニュースの話題になりました。別にリア充代行・リア充捏造は自分のお金が廻る範囲内であれば、問題ないと思います。無駄とかいいますが、世の中無駄なことをするのは楽しいことです。

ただ、こういった報道がでたことは、そろそろInstagramがピークを迎えそうな気がします。今後のトレンドがどうなるか、気になる今日この頃です。