Instagramの拡散機能・リポストの効果を考えてみる~Twitterのリツイート、Facebookのシェアとの違い
前回、Instagramの拡散機能「ポスト」をされた際の注意点を紹介しました。
今回は、「リポストの効果って何?」というリポストされることによるメリットを、自分の投稿がrepostされた経験を通して紹介したいと思います。
SNSの拡散力
インスタグラムは、ツイッターやフェイスブックに比べ、拡散効果が薄いと言われています。最も拡散力が高いとされるSNSはツイッターです。ツイッターは、オープンなSNSのため、リツイートされたことがブログやネットニュースで取り上げられ、さらに拡散が広まるサイクル・スパイラルが形成されます。
FacebookはTwitterで一通り拡散が起きた後、影響が伝播していく印象があります。そのため、ある事象の拡散される時系列は、Twitterで広まった後、Facebookでも拡散が始まります。
それらと比較すると、インスタグラムの拡散効果は薄いと考えます。もちろんたくさんのアクティブユーザーがいるので、「いいね」やコメントはたくさんもらえます。ただ、コミュニケーションツールの性質が強いため、拡散するためのrepost機能はあるものの、他のSNSに比べ、使用率が低いのが特徴です。
Instagramの拡散効果
では、Instagramの拡散にはどのような効果があるのでしょうか?たまたま自分の投稿で10人以上にリポストされた投稿がありました。そのとき感じた、インスタグラムのpost投稿による拡散効果をお伝えします。
それは、「ハッシュタグ検索結果を覆い尽くせる視覚的効果」です。
リポストが連続的に行われると、ハッシュタグ検索で表示される投稿に、repostされた投稿が並ぶことになります。固まりとして同じ投稿写真が並んでいるのが見えるのは、検索結果を見た人の注目を浴びることになります。
人気ハッシュタグではすぐに他のユーザーが投稿するので、並ぶのは難しいですが、投稿総数1000~10000程度のものであれば、固まって表示されやすいです。これだけ固まって表示されているのを見れば、ユーザーは投稿の内容をチェックしようとする可能性が高いと思われます。
この効果は、インスタグラム独特のものです。Twitterでは、リツイート数で拡散・人気になっていることは分かりますが、表示されるのは、オリジナルの投稿のみです。そのため、目で見て広まっていることが分かるというのは、Instagramオリジナルの効果と言えます。
フォロワー数増加にも一役
ポスト投稿には、自分のアカウント名が投稿写真の右下などに表示され、投稿内にも掲載されます。キャプションのアカウント名から自分のプロフィールページに飛ぶことができるので、そこからフォロワーが増えることにもつながります。私も、多くの方にリポストしていただき、フォロワーも増加しました。さらに自分が扱う分野と異なる属性のユーザーからもフォローがあったため、ポストによるものと推測しています。
終わりに
今回、自分の投稿が多数の人にポストされた経験を通じて、Instagramの拡散・ポストによる効果を紹介しました。インスタグラムは他のSNSに比べ、拡散効果が少ないと言われています。外部リンクが張りにくいことからもそういった面は否定できません。
しかし、その分、インスタグラム内では、拡散によって視覚的に広まりを感じることができます。これは、非常に大きなポイントです。視覚的に広がっていることが分かるためです。ハッシュタグ検索した結果が、リポスト投稿で埋められていたら、確実にユーザーは気になって投稿を確認します。そういった意味でrepost投稿は、視覚による注目を集める効果が高いです。
その他、その注目によって、フォロワーを獲得できるという側面もあります。これは、TwitterやFacebookも同じですが、それらと同様の効果があることが分かりました。
リポストされた投稿が3×3並んで表示されると、「おっ」と今回感じました。「リポストの効果って何?」と思っている方は、こういった視覚面の効果があることを知ってもらえたらと思います。