Google検索でWebサイトの正確な検索順位を調べる方法~自分と他人の検索結果が異なる理由
Webサイトを運営していると、自分のWebページが検索結果の何ページ目に表示されているのか、非常に気になる+とても重要です。というのも、検索順位によって、検索経由の流入数が大きく変わるためです。もちろん、最も流入数が多いのは、1ページ目の1番上に表示されることです。それ以後、2位、3位と流入数が減少します。そして、1ページ目に掲載されず、2ページ目に掲載されたWebサイトは、非常に流入数は少なくなります。
- Webサイトの目標は検索結果の1ページ目
- 自分と他の人で検索結果が違う!?
- 位置情報・検索履歴に基づいた検索結果
- 大切なのは、他の人からどの位置に
- シークレットウィンドウとは
- シークレットウィンドウの検索結果が他人の結果に近い
- 終わりに
Webサイトの目標は検索結果の1ページ目
そのため、Webサイトを運営していると、ターゲットのキーワードでの検索結果が、まず1ページ目に表示されることを目標にします。そして、少しずつ上位にランクアップし、最終的に1位を獲得することがゴールになります。ただし、複数ワードの検索ならまだしも、ビックワードで1位を獲得するのは、非常に大変な道のりです。
自分と他の人で検索結果が違う!?
ただ、自分でグーグルの検索結果を確認していると、ウェブサイトが1ページ目に表示されていることがあります。すごい!やった!と思うのは、時期尚早です。なぜなら、それは、自分の検索結果でそうなだけで、その他大勢の人の検索結果では、そうではない場合があるからです。
というのも、最近のグーグル検索の結果は、同じワードで検索したからと言って、同じ検索結果が表示されなくなっているからです。検索結果のパーソナライズ化が原因です。これは、検索したユーザの過去の検索履歴や、アクセスしたWebサイトの履歴から、好みそうなウェブサイトをピックアップし、さらに、検索時の位置情報から、地理的に近いローカルなものを抽出してくるようになっています。
位置情報・検索履歴に基づいた検索結果
そのため、例えば、同じ検索ワードで調べても、調べたスマホが異なれば、結果が違います。さらに、同じスマホでも新宿で検索した場合と、大阪で検索した場合は、異なる結果が表示されます。そして、ウェブページの運営者は、得てして自分のページを検索してアクセスする傾向があります。その傾向を読み取り、グーグルの検索アルゴリズムが、自分のサイトをより上位に表示してくれます。
大切なのは、他の人からどの位置に
もちろん、自分のWebサイトが上位で表示されるのはうれしいことですが、これでは、ほかのユーザーからどのように検索結果が見えているのか分かりません。そこで、ほかの一般的なユーザーからはどのように見えているのか、調べる方法を紹介します。それは、
『シークレットウィンドウを利用して検索』
することです。
シークレットウィンドウとは
シークレットウィンドウとは、Webブラウザが保持する、閲覧履歴などを格納したcookie(クッキー)と呼ばれる情報を用いず、さらに履歴を端末のブラウザにはもちろん、訪問したサイトにも残さずにWebサイトにアクセスできる機能です。プライベートブラウジングという名称のブラウザもあります。一般的に広く普及しているChromeや、FireFoxには標準で備わっています。このシークレットウィンドウは、Webサイトにアクセスしたという情報をブラウザの履歴に残さずに済む方法です。
シークレットウィンドウの検索結果が他人の結果に近い
このシークレットウィンドウで検索を行うと、グーグルには、閲覧履歴や地域などの個人の情報を利用せずに、検索結果を表示します。この検索順位は、閲覧履歴や地域に左右されない、ベーシックな検索結果です。それゆえに、ほかの人すべてに当てはまるわけではありませんが、大抵の人に当てはまり、検索順位を知ることが可能です。
終わりに
Webサイトのアクセスは、検索によるものが一般的です。そのため、検索順位を知ることは、アクセスアップを考えるために、最低限押さえておくべき情報です。しかし、普段使用しているWebブラウザを使用すると、自分の閲覧履歴から、自サイトが上位表示され、ほかのユーザーからはどのように見えている分かりません。
そこで、シークレットウィンドウの出番です。このシークレットウィンドウを使えば、検索した物理的な場所、行動履歴に左右されることなく、他の人が自分のサイトをどれぐらいの検索順位で見ているか知ることができます。それによって、検索順位をさらにアップさせる、SNSへのアプローチをとるといった戦略を練ることが可能となります。
この機能を知らなければ、履歴を削除するといった対応が求められます。毎回はめんどくしので、ぜひ、シークレットウィンドウを使って、自分が運営するWebサイトの順位を確認しましょう!