Googleアナリティクスでよく参照される指標が「ユニークユーザー(UU)」です。
こちらは、Webページを閲覧したユーザーの数です。似た指標の「セッション数(訪問者数)」との違いは過去に紹介しています。
yamataso.hateblo.jp
- 同じユーザーからのアクセスは重複しない
- 同じユーザー=同じデバイスの同じブラウザ
- 同じ人がスマホとパソコンでアクセスした場合は2がカウント
- PCからIEとChromeでアクセスした場合は2がカウント
ということで、完全にユーザー数を把握できる数値ではありません。そのため、月間UUが1万というのは1万人が閲覧したということではないという点を考慮しておく必要があります。ただ、残念ながら、人数を把握できる明確かつ正確な指標がないため、ユーザー数としてとらえられる指標となっています。
さらにユニークユーザーには注意点があります。それは、ある期間の1日ごとのユニークユーザー数の合計値と、その期間のユニークユーザー数はイコールではないことです。これは初めて見た時は不思議に感じます。日単位のUU数の30日分を足し合わせたものと、その30日間のUU数が異なるわけですから。
これは理由があります。それは先程のユニークユーザーのカウント仕方のルール1と2に該当します。例えば、同じユーザーが同じデバイス・同じブラウザで10日間、毎日アクセスすると、一日ごとにUU数【1】がカウントされます。しかし、UU数の範囲指定を10日間に設定すると、これは10日間では【1】しかカウントされません。先程の「同じユーザーからのアクセスは重複しない」という条件が発生するからです。
こういった点から、ある月に毎日300UU記録していたのに、月間では9千UU以下といっ事象が発生します。知っておかないとあれ?となる事象なので覚えておくとよいかと思います。私もかつて数字が合わなくて、疑問に感じていたものです。
Googleアナリティクスは奥が深い。そう思う今日この頃です。