今や、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSツールは、10代、20代の殆どがアカウントを所有して利用している時代です。そんな時代だからこそ、ITリテラシーとして、SNSの使い方を教える教育の場が必要なのだと感じています。
というのも、私が利用しているTwitterでもプロフィールを見る限り中学生であろうアカウントが、他の人と言い争いをしていました。内容を見ても、正直そこまで言い争いになる内容ではないのですが、残念ながら、何十ものリプツイのやり取りになっていました。途中、他の人も入ってきてやり取りしているのですが、全く議論になっていませんでした。個人的に感じたのは、以下のように感じました。
『自分の中で答えを持っているにもかかわらず、フォロワーに質問した。自分の答えの賛同者を得ることで、満足感を得たかったが、反対の意見が出たので、その意見に納得がいかない』
※あくまでやり取りを見た個人の感想です。本人の気持ちは代弁していません。
リアルでもよくおこるケースです。「だったら聞くなよ❗」と思ってしまいますが、残念ながら聞いてしまうみたいです。しかも、普通なら適当でもいいから、話を打ち切って終わらせるのに、引きません。
やはり、学生のうちから、SNSに関するリテラシーを磨くべきだと思います。昔のITリテラシーでも同じようなことはありましたが、その頃よりも炎上するリスクは高まっています。その上、ネットユーザーの低年齢化が進み、中学生でもSNSを使うことが当たり前の世の中になりました。そんな今だからこそ、以下のようなSNSを使用する上で大切なことを学ぶべきではないかと思います。
- SNSで起こるリスク
- 投稿すべきでない内容
- 投稿する際の言葉遣い
- 批判を受けた時の対処法
これらを実践的に学ぶことが大切だと考えます。
もちろん今もこういった教育は行われていることは認識しています。しかし、問題なのは、それを教科書的に教えてしまっていることです。正直、SNSでも全文読まない子どもが、教科書や本を読んで理解・共感できるとは思えません。
大事なのは、実際に体験して、どう思うか、どう感じるかを身をもって経験することです。そこで、提案したいのは、実際に疑似SNS(たとえば学内用SNSなど)で経験させることです。
ちょっとした言葉遣いで過敏に反応して炎上などを実際に経験する。不用意な発言したら、その情報を使えばどんなことが第三者でもわかってしまうのか。実際に体験することで、理解が深まります。いわゆるロールプレイの形で行うことが大切だと思います。
疑似SNSのサービスはけっこう世の中に転がっているので、それらを活用すれば、実現は不可能ではないと思います。もし、致命的な炎上を経験してしまうと、その後の人生にも影響しかねません。できるだけ、早くから、傷が広がらない形で実施すべきと考えます。
SNSでの罵倒や汚い罵り合いは見たくない。そう思う今日この頃です。