ヤマタケのWebサイト運営論~戦略・仮説検証・情報収集・Webで言えないこと

月間39万PVのブログを運営中の管理人が、どうすればアクセスアップするか考え、そのための情報収集方法を探し、さらにWebでは言えない意見・主張を吐露するブログ

GMO wimaxの解約方法(2017年5月時点)ーとくとくBBの会員画面からオンラインで解約可能

以前、記事を書きましたが、私はwimax2のwifiルータを契約してネットを行っています。wimaxMVNOによる色々なプロバイダーと契約することが可能です。私はその中で、ネット上の評判も高く、キャッシュバック金額が最も高かった「GMOインターネットの2年縛りの契約を選択しました。

ネットの回線速度も光よりも遅いですが、ネット通信では、それほど不満ではありませんでした。土日の夜がwimax2にも関わらず、やや通信速度が下がるのがストレスに感じたくらいです。しかし、それよりも不満に感じているのがキャッシュバックの難しさと解約の困難さです。

以前、解約に関する記事を書きました。

yamataso.hateblo.jp

過去記事では、違約金なしの解約の条件が非常に厳しいことを解説しています。解約月であっても解約できる期間はその半分の15日間もしくは、1/3の10日間しかないケースもあります。ユーザーによっては、Webの会員画面上に、解約のメニューが表示されず、電話もしくはメールで解約の必要があるそうです。幸いなことに、私の場合は、Webで問題なく表示されました。

GMOとくとくBBの会員画面で行う解約は簡単で、契約満了で違約金なしで解約できる月(契約開始25ヶ月目)に会員画面にログインします。

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すると会員の契約情報のボタンを押すと、キャプチャ画像の赤枠部分のように、今までは表示されなかった「契約更新月」が表示されます。

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その画面をスクロールすると、「解約」ボタンが表示されます。

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そちらを選択すると、アンケートに答える画面になります。解約する理由を答え、SIMカードを返却するよう注意書きに同意して解約できます。

ただ、違約金なしの解約月をコールセンターに電話して確認しています。契約開始月は、wifiルータが到着した月を契約1か月目としています。その為、私の場合は2015年4月に契約して、その25か月目の2017年5月が契約更新月でした。このように電話で確認するか、こまめにログインするかしないと忘れる可能性が高いです。プロバイダー側もそれを狙っているのだと思います。

こういったユーザー側が忘れることを狙った解約方法は、非常に企業の戦術として恣意的で、ユーザビリティを考慮しない設計となっています。

 次は、ユーザーにやさしいプロバイダーと契約したい、そう思う今日この頃です。

 

※ちなみにスケジュール管理が得意な場合は、GMOとくとくBBのWimax2がオススメです。キャッシュバック額ももっとも高く、解約もWebで申込み可能です。

DeNAが内部統制の強化をプレスリリースで発表!永久ベンチャーについても再定義

本日の夜にDeNAが発表した内部統制の見直しに関するプレスリリースのニュースがありました。

 

headlines.yahoo.co.jp

今回の内部統制の見直し内容

今回の発表では、東証一部上場企業である、DeNAの内部統制を強化するために4つの柱を用意しています。

  1. トップマネジメントの強化
  2. 取締役会による業務執行状況の監視
  3. コンプライアンス・管理体制の強化
  4. 抜本的な意識改革

1のトップマネジメントの強化では、代表取締役の人数を1名から2名に増やし、守安功社長、南場智子会長がお互いの業務内容について相互チェックができる体制を整備するとのことです。

2の業務執行状況の監視は、取締役の任期を2年から1年に短縮。事業領域ごとに執行役員を配置し、経営と執行の役割分担の明確化を掲げています。

3のコンプライアンスの強化は、コンプライアンスリスク管理本部を設立し、内部統制システムの強化を目標にしています。この部署から取締役会にリスクアジェンダを報告する仕組みを整備することで、経営層にリスク管理の定着を図っています。

4の意識改革では、新しいミッションを掲げ、永久ベンチャーを再定義しています。

永久ベンチャー:社会に歓迎され、貢献することを大前提として、常に新しい価値提供に挑戦し続けること

といった2016年年末に発生したWelqなどのまとめサイト著作権侵害の再発防止を目的としています。

 

DeNAまとめサイト問題の根源「永久ベンチャー

以前の記事でもお伝えしましたが、DeNAのキュレーションサイトの問題の本質は、「永久ベンチャー」という言葉の誤った認識にあると考えています。

yamataso.hateblo.jp

安定を求めず、リスクを恐れないことを目的に掲げられたワードですが、こちらが対象としたリスクの種類は、法律の抜け穴「グレーゾーン」を攻めるというものでした。そういったスタンスが原因で一連の事件が発生しました。

今回、その永久ベンチャーというワードの再定義が行われています。その中で、「社会に歓迎され、貢献することを大前提」という以前の暴走を抑える枕詞が付け加えられました。

ただ、この言葉とてもふわっとした抽象的なものです。理念というのは確かにそういったものかもしれませんが、本当に守られるのか、まだまだ疑問に感じる点は多いです。

 

MERYなどのキュレーションサイト再開の情報はなし

今回の発表では、特にキュレーションサイトに言及する話はありませんでした。10日前にもMERYの再開の予定はない報道があり、まだ賠償問題は済んでないため、非公開を続けるのは妥当ですが、以前新社長に迎えた江端浩人氏も、就任して2か月になるため、そろそろ再開に向けて動き出しそうな予感がしています。

 

終わりに・DeNAがまず行うべきこと

個人的に、内部統制を強化するのであれば、まず一番に行うべきは、今回の問題の責任者である、守安社長の処分が最優先だと考えます。そもそもの原因は、守安社長が掲げた目標を達成するために、社員がその方向に仕事を進めたという側面があり、指揮官として責任を果たすべきです。別に辞任しろとは言いませんが、会社に与えた損失を考えれば、役員報酬のさらなるカットや、平の取締役に降格などが行われるべきだと思います。

キュレーションサイトの賠償問題や、MERYの再開など、まだまだDeNAの動向に目が離せない。そう思う今日この頃です。

 

 

Googleの検索順位に変動!?検索ワードに合致しない記事が表示される異常な状態

どうやら2017年5月18日ぐらいから、Googleの検索順位が大幅に変更があった模様です。その影響を私が運営するWebサイトでもモロにダメージを受けています。

検索アルゴリズムの改悪!?

ただ、今回の検索アルゴリズムは、Googleらしからぬ改悪じゃないかと思っています。もちろん、検索順位が下がって、アクセス数が減ったから、「改悪だ」と騒いでいるんじゃないかと思われるかもしれません。

しかし、アクセス数が減ったことだけではありません。なぜなら、検索ワードに対して、明らかにマッチしない記事が検索に表示されてしまっているからです。

元々の検索上位の記事が・・・

運営しているWebサイトの記事では、あるジャンルのお店に関して、レポ記事が検索上位で表示されていました。【「ある都道府県」+「○○」】というワードでは、検索順位が1ページ目に表示されるほどでした。

検索ワードに関連ない記事が表示

ところが、今回のアルゴリズム変更で、今まで3番目に表示されていた記事がまったく表示されなくなりました。これだけであれば、ただ単に何かペナルティーを受けたのかと納得もできます。けれども、もう一つ、おかしい事象が発生しています。

「検索ワードと関連しない記事が1枚目でヒットする」

これは、先ほどの「ある県+○○」の検索ワードで調べた時、なぜか東京のお店のレポート記事が表示されるようになりました。さすがにこれはおかしいと思います。もちろんその記事に対してリンクを貼っていたりするので、そのワードに反応したのかもしれません。ただ、それ以上に関連性が高い記事にはまったく反応しなくなったのは、理解ができません。

グーグルの目標から逸脱

グーグルが掲げる検索の目標は「ユーザーが求める情報を表示する」だったはずです。「ある地域 ○○」という検索をしたユーザーは、ある地域の○○に興味があると考えられます。それに対して、まったく別の地域の情報が出てきてユーザーは見るのでしょうか?はっきり言って、今回の検索アルゴリズム変更は、Windowsの更新プログラム並みの下策だと思います。

 

ぜひ、早く検索アルゴリズムのアップデートを実施してほしい。そう思っています。もちろん、検索順位も元の順位に戻してほしい、そう思う今日この頃です。

 

 

 

Webサイト・ブログのアクセス数アップに効果的な「ユーザー参加型イベント」の注意点

前回ユーザー参加型イベントのメリットについて紹介しました。ユーザーから無料でコンテンツを集め、さらに口コミによる拡散が期待できる取り組みは、広告による宣伝に比べると、費用対効果が大きいです。Webサイトのアクセス数に伸び悩んだ際に、有効な施策です。

ただ、そんなアクセスアップが期待できる、ユーザー参加型イベントですが、開催に当たってはいくつかの注意点があります。今回、開催を考える上での注意点を紹介します。

 

 

○開催の注意点

ユーザー参加イベントを開催するにあたっての気を付けたいポイントを4つ紹介します。

  1. 開催するかどうかの判断
  2. 個人情報はとりすぎない
  3. ユーザーを惹き付ける賞品設定
  4. ユーザーが拡散したくなる仕組みの導入

 

①開催するかどうかの判断

開催すべきかの判断基準は、1日のユニークユーザー数を基準にしましょう。さすがにウェブサイトを見ている人が少ない状態では、応募が集まりません。最低ラインは1日当たりUUが100が欲しいところです。そうすれば募集期間が二週間とすると、重複ユーザー含め、約1500人のユーザーに応募情報をリーチできます。この内、1%が応募すると仮定した場合、15人の応募が見込めます。

 

②個人情報はとりすぎない

後々のことを考えると、応募の必要事項に個人情報を保持しておきたいです。しかし、個人情報の採取量は応募障壁になり得ます。個人情報が流出する事件が相次ぐ中、ユーザーの不安も高まっています。本名や住所を必要事項とすると、応募を断念するユーザーも出てきます。応募障壁が小さいメールアドレスのみにして、ペンネーム・ニックネームによる募集が応募がよいと思います。そして個人情報が流出しないよう、管理やセキュリティ対策はしっかり実施しましょう。おそらく規模的に損害賠償等は起こりにくいですが、信用ががた落ちになります。

 

③ユーザーを惹き付ける賞品設定

ユーザー参加型イベントを開催するにあたって、有名なサイトであれば、賞品がなくても応募するユーザーは一定数います。しかし、まだそれほどのアクセス数のサイトでは、賞品がなければ、ユーザーが応募するモチベーション、動機付けが起こりません。そのため、ユーザーが申し込みたいと思う賞品を用意する必要があります。この賞品を用意するのはなかなか難しいです。というのも、もちろん高価で人気のものを用意すれば、応募は集まりますが、そうすると、賞品の費用が高くなってしまいます。しかし、安いものしか用意できなければ、ユーザーの関心・興味を引き付けられません。そこで、費用を押さえながらも、応募して賞品をゲットしたいと思わせるものを用意する必要があります。

できるだけ自分のサイトのユーザーの趣味嗜好を分析が大切です。

 
④ユーザーが拡散したくなる仕組みの導入

ユーザー参加型イベントといっても、ユーザーが申し込んで終わりという形のイベントはとても勿体ないです。応募ではユーザーをWebサイトに呼び込む効果はありますが、それでイベントの効果が終わってしまいます。ユーザーとコミュニケーションを図り、ユーザーがSNSなどで拡散したくなる仕組みを設けることが必要です。拡散したらユーザーにメリットが発生する、イベントで有利に働くなどの仕組みをあらかじめ用意しておきましょう。

 

○おわりに

今回、アクセス数を稼ぐために有効なユーザー参加型イベントを開始するさいに、気を付けたいポイントを4つ紹介しました。

  • 開催できる規模かどうか
  • 集める個人情報の範囲
  • ユーザーが参加したくなる賞品
  • ユーザーが拡散したくなる仕組み

これらを開催に当たってはしっかり考慮しておくことが成功の鍵を握ります。安易に進めると、あとで対応しないといけない事例が起き、逆に信頼を損ねる場合もあります。

ぜひ、開催してみたいと思う人は、上記を一度整理してみてください。

ユーザー参加型イベントはGoogleアドワーズよりも効果的!拡散効果の高さが実証!

前回の記事の続きで、PVが急増したユーザー参加型イベントのお話です。

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宣伝ツールはGoogleアドワーズ

以前、Webサイトを運営されている方とおはなしする機会があり、その際に「宣伝はGoogleアドワーズですか?」と聞かれたことがありました。グーグルアドワーズとかの宣伝は使ってませんよ』と答えると驚かれたことがあります。

実際に宣伝としては、一切お金(広告費用)をかけていません。そもそも情報サイトなので、宣伝にお金をかけてモノが売れるとかではないので、効果も少ないですが、宣伝によって得られる効果は薄いと考えています。

広告は、SEO効果が薄い

なぜなら検索最適化という意味のSEO上の効果もあまりないからです。特定ワードのGoogleの検索上は上に表示されますが、通常の表示ではなく、広告としての表示です。やはり後々の将来を考えると、お金によって、検索からの流入を賄うよりも、検索順位を上げるために、コンテンツの質・量を高める戦略がよいと判断しています。

ただ、そうは言っても、それだけではWebサイトを訪問するユーザー数、ページビューは簡単には伸びません。地道な努力が必要で、地道すぎるが故に苦しくなって挫折することもよく起こります。そこでオススメしたいのが、前回PV急増した『ユーザー参加型イベント』を開催することです。

ユーザー参加型イベントとは?

ユーザー参加型イベントは、簡単な例で言えば、ウェブサイトに関連するトピック・テーマでコンテストなどを開催することです。コンテストには賞品が必要ですが、支出を抑えようとすれば、3000円程度で準備できます。

ユーザー参加型イベントの利点・メリット

ユーザー参加型イベントの優れたところは以下の2点に集約されます。

  1. コンテンツがユーザーから無料で得られる
  2. ユーザーが口コミでWebサイトの宣伝してくれる

1は前回もお話したましたが、普段だと自分で時間をかけて、写真を撮影し、記事を執筆します。しかし、ユーザー参加型イベントはユーザーがWebサイトに掲載するコンテンツ、文章や写真を用意してくれます。

それぞれは、記事的なコンテンツとしては、それほどの文章量もないので、質としては低いように見えます。しかし、イベントという枠組みによってそれらをまとめ・集約したものは、ユーザーにとって魅力的なコンテンツに変化します。テーマに沿った応募コンテンツを1つとして捉えると、普段作成しているコンテンツとは異なる魅力を持った、もしかすると、通常よりもひきつける力が強いコンテンツとなりうるのです。

2として、さらに、ユーザー参加型イベントは、ユーザーの口コミ、リンクを誘発します。あるマーケティングの調査では、ユーザーからの口コミかつ、知り合いからの口コミは最も信頼度が高いという結果がありました。そういった点では、ユーザー参加型イベントをユーザー側で告知してもらうことで、今までリーチできなかったゾーンの人々に、Webサイトを知ってもらうことができます。そのうえ、リンクなどが貼られると、被リンク増加による検索順位の上昇も見込むことができます。そのため、短期的なアクセス数アップだけでなく、検索経由の長期的なユーザーの流入も見込むことができます。

ただ、2はユーザーに告知してもらえるような仕組みが求められます。告知を行うことでユーザーがメリットを得られるコンテストのような仕組みを準備しておくことが大切です。

ぜひアクセスアップにお悩みの方は、ユーザー参加型イベントを開催することをオススメします。広告にかかる費用よりも少ない金額で、アクセスアップに繋げることが可能です。

2017年4月のページビュー(PV数)は前月比155%達成!~1.5倍ものPVを獲得できた理由とは?

2017年4月は、新年度の始まりの季節です。4月に入社した初々しい新社会人が満員電車でよく見かけるようになりました。

 

月間5万ページビューに向けて

そんな新年度は、私の運営しているサイトは、開設して6か月の節目の時期となりました。昨年度は、月間3万ページビューをコンスタントに稼ぐことができるようになり、一定の成果を出すことができました。しかし、この数字で満足しているわけではありません。目標である月間ページビュー数5万に向けて、アクセスアップを図りたいところです。

 

アクセスアップへの取り組み結果

そこで、この4月は、とある試みにチャレンジしました。その結果、4月のページビューは、目標の5万には届かないものの、なんと「4万9千PV」とあと少しのところの数字を記録しました。前月比で言えば、+55%、1.55倍のPV数を稼ぐことができました。

もちろん、日々の更新によって、検索による流入も増えていますが、さすがにこれだけの流入は見込めません。さらに、4月はSNSでバズった記事も1記事ほどで、PV数が1.5倍になるほどのインパクトはありませんでした。

 

アクセスアップに寄与した施策とは?

アクセス数アップの理由は、やはり4月に実施した施策になります。この施策は、すごい効果を発揮しました。SNS流入から、検索経由の流入まで増加しています。恐らく施策を実施することで、関心を持ってアクセスするユーザーが増えた、もしくは、検索順位も上昇し、流入が増えたことが予測されます。その施策とは、「ユーザー参加型イベントの開催」です。

 

通常のWebサイトでは、記事をすべて私が執筆して、コンテンツを作成している状態です。それに対し、ユーザー参加型イベントではユーザーからコンテンツを募ります。それによって、自分はコンテンツを用意することなく、コンテンツが集まってきます。さらに、ユーザー側に運営サイトを紹介してもらえるような仕組みを設けることで、SNSでの紹介などもかなり増加することができました。

 

 

そのおかげで、大幅なページビュー増加を達成することができました。おかげで月間5万ページビューが現実のものに近づいてきました。次回、もう少しユーザー参加型イベントについて紹介していきたいと思います。

 

「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」 VS 「週刊 Robi2(ロビ2)」(デアゴスティーニ) 比較・違いを徹底調査~どちらを買うべきか!?

先日、「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」 をこのブログで紹介しました。

yamataso.hateblo.jp

この記事は、やはり関心が高いみたいで、かなりの人々が記事にアクセスしていました。今も書店に行くと、目立つコーナーに置かれていることも多く、やはり注目度の高い商品です。それだけユーザーが買おうかと考えている商品であると言えます。

 

 

ユーザーが購入に踏み切れない理由

しかし、ある理由で2の足を踏んで、購入を決めかねているユーザーがいるのではと思います。それは、コミュニケーションできる2足歩行ロボットとして脚光を浴びた、「Robi(ロビ)」のニューバージョン、「週刊 Robi2」の存在です。

このデアゴスティーニ社が出版する「週刊 Robi2(ロビ2)」が2017年6月6日に創刊予定です。お金的にも組み立てる時間的にも「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」 と「週刊 Robi2」の両方を購入することは難しいです。そのため、どちらを購入するべきか?検討しているユーザーは多いのではないかと推測しています。

 

コミュニケーション2足歩行ロボット「Robi2」とは?

Robiはロボットクリエイターとして有名な高橋隆氏がデザイン・設計を手がけた、二足歩行ロボットです。音声認識機能や、人工無脳による会話機能が搭載されており、見た目の可愛いコミュニケーションロボットです。

deagostini.jp

元々は高橋氏のロボットガレージで、Robi単体が発売されていましたが、デアゴスティーニが「週刊 Robi」として発売されました。初回の創刊号が10万部を超えるなど、週刊○○として売れたロボット作成雑誌でした。

ただし、ロボット作成シリーズの元祖「週刊リアルロボット」には及ばないため、公式HPには、「販売台数国内No1 ※2足歩行のコミュニケーションロボットとしてと注釈がついてます。

 

そのRobiがバージョンアップしたRobi2が、「週刊 Robi2」として2017年6月6日に創刊されるとプレスリリースがありました。

  • 家族の顔と名前を記憶
  • 誕生日や記念日を教えてくれる
  • 笑顔を見分けて写真撮影
  • 定期的なメルマガで機能を追加
  • 初代Robiと一緒に遊べる

など機能面でRobi2は初代Robiからパワーアップしています。

詳しい内容については、下記のトークショーの記事がとても参考になります。

robotstart.info

 

「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」 VS 「週刊 Robi2(ロビ2)」比較

それでは、どちらが、オススメなのか色々な基準で判断していきたいと思います。

完成にかかる期間

まずは、完成にかかる期間です。鉄腕アトムは公式HPのよくある質問に完結70号の発売日が2018年9月予定と掲載されています。しかし、Robi2は掲載されていません。全80号を週刊発売(一部合併号あり)を考慮すると、完成までにおよそ87週間かると計算できます。そうすると、1年と8か月かかることになります。2017年6月6日創刊から、完成時期を算出しました。

鉄腕アトムの方が完成は早そうです。

完成するまでの購入費用・総額

続いて大事なのが、2足歩行ロボットが手に入るまでにかかる購入費用です。雑誌を購入する総額がいくらになるか計算が必要です。

 

 

雑誌をすべて購入した場合の総額は、ロビ2の方が安くなりそうです。

 

見た目のデザイン

ロボットに愛着を持つには、デザインは非常に大きな要素です。見た目の観点で言えば、鉄腕アトムはアトム好きな人には堪らないと思います。それに対しロビ2はオリジナルデザインですが、可愛らしい見た目が魅力的です。ここは、個々人が好みに左右されます。

 

2足歩行ロボットとしてのスペック

ここがやはり一番重要なポイントです。

①自由度

これはロボットとしての可動域で、人間でいうところの関節の数になります。多ければ多いほど人間の動きに近い滑らかな動きが実現できます。この数値は、どれだけサーボモータを使用するかに影響されます。

鉄腕ATOMでは、公式HPのスペックでは18軸(頭部2軸、腕部6軸、脚部10軸)となっています。それに対し、ロビ2ではまだ自由度が発表されていません。ただ、初代ロビの自由度が20軸であったことから、おそらく20軸ではないかと思われます。

※追記

週刊ロビ2創刊され、自由度(サーボモータ数)書籍を確認したところ、頭(首)部3軸、腕部6軸、脚部10軸、腰部1軸の合計20軸であることが判明しました。

 

②ネットワーク接続機能

ネットワークに接続できれば、ソフトウエアのバージョンアップやプログラムの追加などが可能です。こちらの機能で言えば、

  • 鉄腕アトムネットワーク接続あり
  • Robi2:ネットワーク接続なし

とロビ2はネットワーク機能がありません。そのためアップデートできないかと言えば、そうではなく、QRコードを読み込んだり、SDカード経由でアップデートは可能みたいです。

 

③ロボットの頭脳!人工知能

週刊鉄腕アトムのHPの紹介では、人工知能を搭載したロボットというアピールが感じられます。それに対し、ロビ2は人工知能というワードがそれほど含まれていません。上記で紹介した開発者・高橋氏のインタビュー記事にもありましたが、今のところ人工知能で人ができることを代用することは難しいため、人工知能という文言はありません。

ただ、週刊鉄腕ATOMは、クラウド接続ができるため、クラウド経由で膨大なビックデータを使った人工知能が利用できます。そういった利用法なら、かなり人間に近いロボットの応答も可能ではないかと考えます。

 

その他にも、鉄腕アトムには液晶ディスプレー(タッチパネル)がついているのに対し、ロビ2にはついていないなどの違いもあります。

 

アトムとRobi2作るならどちらがオススメ?

どちらを購入するべきかというのは、絶対というものはありません。どちらもとても面白い2足歩行ロボットだと思います。なので、以下の観点を判断材料にしてもよいかと思います。

  1. 一刻も早くロボットが欲しい→週刊鉄腕アトム
  2. できるだけ安く2足歩行ロボットを組み立てたい→週刊ロビ2
  3. 鉄腕アトムが大好き→週刊鉄腕アトム
  4. 実は初代ロビも持っている→週刊ロビ2

 

なお、ロボットのスペック・性能は一長一短です。ロボットの自由度・関節数はロビ2の方が多いです。それに対し、鉄腕アトムはネットワーク接続+液晶ディスプレーも搭載しています。(ロビ2はなし)

あとは、デアゴスティーニは週刊シリーズのロボット作成は今までにも多数手がけていて、ノウハウがある印象です。

 

終わりに

今回、2017年6月に創刊される「週刊ロビ2」を紹介しました。そして、前回紹介した、「週刊鉄腕アトム」とどう違うか、メリット・デメリットを作成期間・費用・スペックの面から比較・検証しました。

どちらが絶対オススメということはありません。ただ、それぞれを把握された上で、どちらが自分に適しているか判断して購入してもらえればと思います。

ただ、前回の記事でも書きましたが、週刊○○ロボット作成シリーズは、深みにハマるとどんどんお金はお財布から飛んでいきます。その点だけは頭に入れておくとよいと思います。